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魅惑の軽スポーツ「ホンダ・S660」で遊ぼう 第18回

S660用アクセサリー紹介 後編

ホンダ・S660のModuloコンプリートカーを試乗! 走ったときにパーツの違いがわかる

2020年10月31日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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ドリキン・土屋圭市氏も開発に参加した
Moduloパーツ

コンプリートカーS660 Modulo X(写真左)とModuloパーツを搭載したS660

 S660のマイナーチェンジに伴って、アクセサリーカタログも刷新されました。そこで、何が新しくなったのかを純正パーツメーカーでもある、ホンダアクセスに聞いてきたお話の後編です。前編はこちら(ホンダ・S660のコンプリートカーとModuloブランド装着車の違いに迫る)。

 それではコンプリートカーModulo Xとの違いも含めて、Moduloパーツをご紹介したいと思います。S660のModuloパーツの販売を開始したのは、S660の発売日当日から。つまり5年以上前になります。その開発にはプロドライバーの土屋圭市さんが参画されたのも大きな話題の1つでした。

アクティブスポイラーを格納した状態

アクティブスポイラーを上げた状態

アクティブスポイラーは手動でも可動できる

 登場したのは、フロントフェイスキット、リアロアバンパー、アクティブスポイラー、アルミホイール、サスペンション、ディスクローター、スポーツブレーキパッドといったアイテム。なかでも70km/hを超えると高級スポーツカーのように自動的にせりあがり、空力改善に効果を発揮するアクティブスポイラーは、新車注文時における装着率が2割を超えたこともある人気商品だったといいます。

 Moduloパーツは、ディーラー網で販売する純正アクセサリーです。それゆえHondaの社内安全基準をクリアするのはもちろんのこと「高いクオリティーと、誰もが体感できる効果と満足度」が求められます。ゆえに開発にはHondaが擁する風洞などの設備や、北海道にある鷹栖の総合テストコースでいくつもの仕様違いを用意し、最適解を見つけるため徹底した走り込みを行なうなど並々ならぬものを感じます。

S660 Modulo X(MC後)

 それから約2年後、究極のS660を目指してコンプリートカー・S660 Modulo Xが登場しました。そこにはS660開発以降、様々なコンプリートカー開発で得た知見が詰まっているといいます。

Moduloパーツのフロントフェイスキット(11万円)。なおLEDフォグライトは別売りで、写真のクリアーが4万4000円、他にイエロー4万6200円あり

滑らかな曲線を描くとともに、ステアした際、タイヤに気流が当たらないようにしているという

 外観上で最も異なるのが専用装備のフロントフェイス。Moduloパーツのフロントフェイスは、空気を綺麗に車体下方、そして外側へと流そうという意思を感じさせるものです。

S660 Modulo Xのフロントマスク

LEDフォグランプ部。Moduloパーツと似ているように見えるが、やや角ばった形となった

Modulo Xにはフロントフェンダーに空力パーツが設けられている。デザイナーが付けたものではなく、実走テストで採用が決まったとのことだ

フロントバンパーに取り付けられたラジエーターに向かう風を制御するフィン

フロントバンパー下部にも4ヵ所、エアロガイドフィンが取り付けられている

 一方、Modulo Xになると、FK9型シビック タイプRのようなフロントマスクに。ですがよく見ると、各所に整流効果を狙ったフィンが取り付けられているなど、空力性能は大幅にアップ。コダワリはフロントバンパー側面の突起でして、デザイナーの立場なら「こんなモノつけるな!」なのでしょうけれど、これもまた空力面で違いがあったそうで採用されたのだとか。ちなみにModulo Xのバンパーを補修パーツとして取り寄せようとしても、Modulo Xオーナー以外への販売不可にしているそうです。

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