Android 11にはまだアプリ側の対応が不十分
ユーザー側が試しながら試しながら使う必要がある
イーサネットテザリングという注目の新機能も追加されたAndroid 11だが、登場したばかりのバージョンであるために、まだアプリ側の対応が不十分という点は注意しておきたい。Rakuten UN-LIMITのユーザーは、通信量無制限の楽天エリアか、通信量に上限があるパートナーエリア(au網に接続)か、現在どちらに接続するかを確認する作業をするが、Android 11上での「my楽天モバイル」アプリではまだこの表示に対応していない。
もし、イーサネットテザリングを活用するなら場所を固定して使うことになるため、頻繁に確認する必要はないが、簡単にできる方法がないことには注意が必要だ。
使い方次第で広がるイーサネットテザリングに今後期待
Pixelシリーズで利用できるようになったイーサネットテザリング。今後、ほかのAndroidスマートフォンに搭載されるかどうかはわからないが、もっと安価なスマートフォンで使えるようになれば、家の中の通信機器の中心として活用の幅が高まりそうだ。
Rakuten UN-LIMITの場合は、Rakuten Linkアプリの対応が残念な状況であるため、通話での活用は限定的だが、たとえばUQ mobileやY!mobileのSIMなら標準アプリで通話定額に対応し、Bluetooth子機でも問題なく発着信ができる。しかも、プランによっては通信量の上限に達しても最大1Mbpsで通信し続けることができるため、安価な家庭用回線としても使えそうだ。
現在、ADSLが段階的に廃止が進んでおり、安価で気軽な固定回線の乗り換え先に困っている人もいる状態。イーサネットテザリングが活用できれば、通話と通信がセットで割安な回線をフル活用できそうだ。

この連載の記事
-
第295回
スマホ
料金がオトクな格安SIM それでは現在、加入時の特典が大きいサービスはどれ? -
第294回
スマホ
格安SIMは「通信品質が良くないから安い」といまだに言われることがあるが現状を説明したい -
第293回
スマホ
楽天モバイルの新規契約で一部ヘビーユーザーが有料に その条件の解説&今後どうなるかも勝手予想 -
第292回
スマホ
今安く使えるiPhoneはどれがいくらくらい? iPhone 17の2年間の支払い1万円台は可能!? -
第291回
スマホ
eSIMオンリーの新iPhoneが登場! MVNOの格安SIMでeSIMはどうなっている? -
第290回
スマホ
キャリア版の未使用中古なら1万円台でも入手可能! Galaxyの格安エントリー機「Galaxy A25 5G」を購入した -
第289回
スマホ
U-NEXTセットプランが登場の楽天モバイル コスパ良く使うにはどうすればいい? -
第288回
スマホ
iPhone 17登場直前の夏 16や16eなどのiPhoneを安く入手する方法 -
第287回
スマホ
通信量が大幅に増える帰省や旅行に合わせて、“ギガ”を一瞬で増やす方法 -
第286回
スマホ
5万円台で買える「POCO F7」は格安SIMでの格安スマホライフに適しているか? -
第285回
スマホ
moto g66j 5Gが出た今、3万円くらいで買えるSIMフリースマホはどれがいい? - この連載の一覧へ













