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魅惑の軽スポーツ「ホンダ・S660」で遊ぼう 第15回

ホンダ・S660のタイヤを「ワングレードダウン」してみた

2020年08月30日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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新しいタイヤの付け心地はまずまず
攻めた走りをしないなら必要十分!

 タイヤは1週間ほどで入荷。早速交換ということになりました。そこで驚きの事実が。なんとリアタイヤの溝が無いではありませんか!

とりはずされた筆者のADVAN NEOVA

4万キロを走破した筆者のADVAN NEOVA

パンクしたタイヤの裏側補修跡

 表からだと「あー溝はまだあるねぇ」と呑気なことを思っていたのですが、内側が減っていることにまるで気づかず……ここまでツルツルだとは思いませんでした。どうやらADVAN NEOVAは2万キロで交換するのが一般的。でもS660は車重が軽いので、もう少しは持つとの話を聞いたことがあったのですが、さすがに2倍までは持ちませんでした。

購入したADVAN FLAVA

ADVAN FLAVAを装着した筆者のS660

 さて、気になるのはNEOVAとFLEVAの違い。残念なのか当然なのか、素人の街乗りでもわかるほどの差がありました。ロードノイズに関してはFLEVAの方が小さく快適。乗り心地はFLEVAの方が若干硬め、というよりNEOVAは路面にガムがついているような、ペタっとした感触があるのですが、FLEVAはそういったものはありません。燃費はどちらも同じようなものでした。

 グリップ力は明らかにNEOVA。コーナーの速度で10km/hほどの差があり、今までタイヤのグリップ力で助けられていたということを実感します。一方で「こういうタイヤで練習をしてから、ハイグリップを履くといいかも」と前向きに思ったりもしています。

 メーカー純正と同じタイヤにすれば問題なかったのですが、そこをグレードダウンすると、やっぱりあぁこうなるよね、と思った次第。とはいえ快適性は上がっているので、飛ばさないのならコレでもいいかなとも。基本的には純正交換のタイヤですが、あえてダウングレードするのも面白いかもしれません。

ドアに深い傷が

 次回は、愛すべきS660のドア、フロントフェンダー、フロントバンパーに深い傷が……その悲劇の顛末をご報告したいと思います。

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