アドビは8月14日、Acrobat DCとBoxのクラウド連携を強化した「Adobe Acrobat for Box」をリリースしたと同社ブログで発表した。
同社ではこれまでも、 Adobe Acrobat DCやAdobe Acrobat Readerを使ってBox内PDFの開封や編集、Adobe Signによる電子サインをBoxから直接送信といったことが可能だったが、新たに提供するAdobe Acrobat for Boxによって利便性をさらに強化。
PDFファイルや電子サインの作業をBox内で直接行なえ、デスクトップにファイルをダウンロードすることなくクラウド上で作業することが可能。また、IT管理者はBoxの管理コンソールの「オン/オフ」で各社員の本機能へのアクセスを簡単に切り替えられるため、テレワークでの生産性向上を図ることができる。
Box内で利用できるAdobe Acrobatの機能は以下のとおり。
・Acrobatのウェブビューワーから、検索、注釈ツールを備えた高精度PDFファイルの閲覧
・フォント、書式、レイアウトを維持した高品質PDFの生成
・削除、並べ替え、回転機能による既存PDFの修正、編集
・PDF、Microsoft Office、画像、テキスト、Adobe Creative Cloudで作成したデザインファイルなどの複数の種類のファイルをひとつにまとめて保管、配布
・PDFからWord、Excel、PowerPoint、RTFなどの編集可能なファイルへフォント・書式・レイアウトを維持したままエクスポート
・Boxでのファイルプレビュー時に表示されるコンテンツ連動型推奨アプリ表示機能「Box推奨アプリ」から、Adobe Signへアクセスして署名が必要な文書を送信・進行状況を追跡
・関連するBoxおよび第三者アプリケーション上のファイルのアクティビティをまとめて表示する「Boxアクティビティストリーム」により電子サイン情報を取得
Acrobat DCに登録済みのBoxユーザーは、今回の新機能をすぐに利用できる。