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ビジネス再開後、オフィスに戻っても不安のなかで働く人は多い。クアルトリクス調べ

2020年07月31日 16時00分更新

文● ASCII

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 クアルトリクスは7月30日、ビジネス再開後の働く日本人への意識調査「Return to Work & Back to Business Study」の結果を発表した。

 クアルトリクスは米Qualtrics LLCの日本法人。企業や組織のエクスペリエンス・データ(X-data)の収集から管理・分析、およびそのデータに基づくアクションに至るまでを同じプラットフォームで運用を行なうテクノロジープラットフォームを提供している。

 調査は新型コロナウィルスの流行前はオフィスで働いていた日本人の男女500名を対象としたもので、オフィスに戻ってビジネスを再開して人々がどのように感じているかをアンケート調査(7月2日~7月13日)。同社では同様の調査を世界各国で実施している。

 本調査の結果、7割超の人々が一時的に在宅勤務を経験した後にオフィスでの勤務に戻ったという結果となった。しかし、職場に戻って快適に働いている人は8%に過ぎず、半数以上は不安を抱えていることがうかがえる。

 同社では、感染拡大の不安を感じる従業員は少なくないが、それでも職場に戻る理由をみると、金銭的な必要性、仕事やポストの維持、会社や同僚からのプレッシャーなどやむを得ずの選択が多いことが確認できる。今後は、再び在宅勤務に戻す企業の増加が予想されることからも、状況に応じて働く場所と時間を従業員が柔軟に選択できるようにしつつ、生産性の高い仕事を実現する環境づくりが重要と考えるとしている。

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