モバイルパソコンとしてほぼ1日使える長時間駆動も魅力、日々変化する様々なシーンに対応できる変幻自在な1台

第10世代Core iプロセッサーにDolby Atmos/Vision、仕事もエンタメも欲張りたい人に最適なカッコいい14型マルチモードPC<Lenovo Yoga C940>

文●貝塚 編集●市川

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Dolby Atmos対応サウンドバーヒンジ
ヒンジに付加機能を持たせた美しいデザイン

Dolby Atmos対応サウンドバーヒンジを採用。360度回転機構を備えつつ、高い音質も実現している。デザインへの溶け込み感は同社ならでは

 性能面だけでなく、デザイン面にも注目したい。<Lenovo Yoga C940>では、Dolby Atmosに対応した「サウンドバーヒンジ」を採用している。Yogaシリーズは二世代前の<Lenovo Yoga C920>まで、「ウォッチバンドヒンジ」と呼ばれる腕時計のベルトのようなヒンジを採用していた。

 前モデルの「Lenovo Yoga C930」から、このスピーカー内蔵のサウンドバーヒンジを採用するようになったが、今回も継続して採用している。ウォッチバンドヒンジも、メカ的な雰囲気がカッコよかったのだが、洗練度ではこのサウンドバーヒンジの方に軍配が上がる。

 かつ、Dolby Atmos対応ということもあって、音質面にも優れている。なんと、この細いスペースの中にサブウーファー、カスタムツイーター、ノイズを低減するための振動バッファーを備えているというから驚きだ。業務上、映像のチェックをする必要があるユーザーや、プライベートでの映像鑑賞にも使用したいユーザーには、とくにオススメしたい仕様だ。

 「ノートパソコンのスピーカーをどこに配置するか?」は各メーカーの個性が現れる部分だが、ヒンジに埋め込んで、省スペースとデザインを両立しながら、Dolby Atmosシステムを用いてしっかりと良音質も確保するというのは、なかなかマネのできるものではない。

 4モードに対応する360度回転ヒンジという、本機にとって象徴的なパーツに、さらなる付加機能を持たせ、洗練された外観に仕上げているのは、さすが同社製のパソコンと感じさせる部分だ。

トップカバーは「YOGA」ロゴのみとシンプル

ボトムカバーもデザイン要素は最小限で、すっきり仕上げている

トップカバーとボトムカバーが「ぴったり」と閉じ、美しい

 ボディーはアルミニウム製のアルマイト塗装で、ひんやりとした質感。トップカバーのデザイン要素は「YOGA」ロゴのみとシンプルで、ボトムカバーも長方形にすっきりとレイアウトされた排熱孔のみと、外観は非常にシンプル。

 閉じた際の前面はトップカバー側とボトムカバー側がピッタリと合わさり、非常に美しい。背面もサウンドバーとメーカーロゴを象徴的に活かしており、まさしく360度どこからみても美しいデザインだ。