外部出力用のHDMI 2.0やUSB 3.1端子も搭載、コンパクトで持ち運びも楽
テレワークやテレビ会議に1台あると重宝する、スピーカー兼マイク兼USB Type-Cハブとして使えるデル「MH3021P」
2020年07月28日 07時00分更新
在宅勤務になって、テレビ会議の機会も増えた。そのたびに思うのが、マイクとイヤフォンを準備して、イヤフォンを着けて待ち受けるのが面倒ということ。イヤフォンを着けていると、会議で音声のみであってもなかなか席を立つことができず、複数人で長丁場の会議などでちょっと飲み物を……なんて行動も取りづらい。
そこで気になっていたのが、デルのスピーカーフォン「MH3021P」だ。コンパクトなのでパソコンに接続したまま置いておくこともできるし、持ち運びも可能。加えて、USB端子やHDMIを備えているので、ハブとして活用できるのも特徴になっている。
MH3021Pのサイズは直径119×高さ32mmで、重さは約214g。コンパクトかつ軽量なので、パソコンデスクに設置していてもスペースを取らず、会社でビデオ会議する際も、付属のポーチに入れてノートパソコンと一緒に持っていける。
また、接続はUSB-Type-Cケーブルをパソコンに接続するだけ。ケーブルは本体底面に収納できるので、ポーチに入れる際もケーブルをまとめるのが面倒……ということもない。加えて、ドライバー不要で使えるので、デスクトップやノートパソコンなど複数台で使う際にも便利だ。
シンプルさでいえば、操作性もあげられる。本体にはそれぞれ電話応答、ボリュームダウン、ミュート/ミュート解除、ボリュームアップ、通話の終了/拒否が可能なボタンを搭載。とくに急にミュートしたいときなどに、ビデオ会議のソフトウェアごとに配置が微妙に異なるミュートボタンにカーソルを持って行ってミュートにするよりかは、ボタンのほおうが直感的で操作しやすい。
MH3021Pは、各種インターフェースを備えており、ハブとしても利用できるのも魅力の1つ。USB Type-C端子、USB 3.1端子×2、HDMI 2.0端子を配置している。HDMI端子もしくはUSB Type-C端子で外付けディスプレー(60Hz/4Kまで対応)に接続可能。加えて、USB Type-C端子は最大90Wでノートパソコンなどの充電もできる。
最近のモバイルノートパソコンは、薄型軽量化やデザインのスタイリッシュ化の関係でUSB Type-C端子を採用し、外部出力やUSB Type-A端子を排しているモデルも多くなってきている。そういったときに、MH3021Pを介して周辺機器に接続できるのはうれしい。
MH3021Pのマイクは、全指向性。自宅で使用するのはもちろん、自分側に複数人いるときなどにも使えるのはうれしいポイント。とくにいまは人と人の距離を置きたいご時世なので、MH3021Pを机の真ん中に置いて、机を挟んで座って会議に参加するといったときにも使える。
また、エコーキャンセルとノイズリダクション機能も搭載。ノイズやエコーを軽減するため、クリアな通話が可能となっている。ノートパソコンなどの付属のマイクなどを使用していると、余計な音も入り込んで会議の集中の妨げになったりもする。テレビ会議のマナーとして、音をクリアにするというのも今後必要になってくるかもしれないので、そういったときにもあると何かと便利だと感じるだろう。
MH3021Pの価格は2万1600円(税別)からとそれなりにするが、MH3021Pが1つあればマイクとスピーカー、USB Type-C対応ハブをそれぞれ買うのと同じと考えると、コスパは高いといえるのではないだろうか。ノートパソコンのマイクやスピーカーを使ってテレビ会議に参加している、ヘッドセット&マイクを使っているが、長時間のテレビ会議だと面倒に感じている人は、MH3021Pを検討してみてはいかがだろうか。