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トヨタSUVの大本命! 新型ハリアーの進化点は高級感と先進性

2020年07月25日 12時00分更新

文● 松永和浩 モデル●宮瀬七海(@miya_nana73)編集●ASCII 車両協力●トヨタモビリティ東京

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売れまくりのトヨタSUV攻勢の大本命!
新型ハリアー試乗レポ!

 2020年6月17日に満を持して発売となった新型「ハリアー」。新型「RAV4」、「C-HR」のマイナーチェンジ、新規SUVの「RAIZE」と、SUV攻勢の手を緩めないトヨタSUVの大本命と言えるのがクロスオーバーSUVであるこの新型ハリアーなのです。

 今から注文しても年内納車は難しいと言われる新型ハリアーを、現役レースクイーンの宮瀬七海さんと見ていきたいと思います。

 宮瀬七海さんはSUPER GTとスーパーフォーミュラではMobil 1レースクイーンとして、そしてピレリスーパー耐久シリーズ2020では大会イメージガールの「D’STATION FRESH ANGELS」のメンバーとして活躍しています。

 そんな宮瀬七海さんが真っ先に気がついたポイントがここ! 「鷹のマークがトヨタマークになってる!」。先代の3代目ハリアーはレクサスとの関係で左ハンドル車は生産されず、日本国内と右ハンドルのアジア圏のみでの発売となっていましたが、今回の4代目では北米などでも販売されるために左ハンドル車もハリアーとは別の名義で生産されることとなり、グローバルでのイメージ統一のため鷹のエンブレムはトヨタのエンブレムとなったのです。ちなみに、鷹のエンブレムは前席のドアトリムに残されています。

 先代も売れまくった上、海外からのハリアー発売の要望も多かったのでしょう。だからこそ左ハンドル車も生産を始めることとなる4代目、今回の新型ハリアーは「ハリアーらしさ」にこだわったモデルチェンジなのです。

 ハリアーらしさとは何か? と問われてすぐに思い浮かぶのがクーペフォルムのSUVということでしょうか。力強さはSUVデザインの必須項目ではありますが、ハリアーはその上で流麗なフォルムを身に着けているのが伝統と言えます。そのシルエットは初代から代を追うごとにシャープになっていき、4代目ではいよいよ本格的な4ドアクーペとSUVのクロスオーバーとなっています。

 そして代を追うごとにシャープになってきたと言えるポイントがもう一つ。フロントのヘッドライトがどんどん細くなってきています。ハリアーのヘッドライトの細さはいうなればヘッドライトシステムの変遷。初代のハロゲンから3代目のHIDシステム、そして今回は全グレードでLEDヘッドライトとなり、また廉価グレードの「S」を除いてフォグランプもLEDになるなど、技術の進歩がクルマのデザインに与える影響というものを実感できるのがフロントデザインと言えます。

 ヘッドライトのLED化では、デザイン以外にもアダプティブハイビームという恩恵があります。ハイビームのまま走行していても、先行者や対向車に眩しい光が当たらないようにライトを制御するというもので、対象車両にあたらない部分の光は明るいままという安全機能です。

 LED化により大幅にデザインが変わった部分に、リアのコンビネーションランプがあります。こちらも内部のリフレクターなどを小型化できるという利点を活かして細くすることができ、そしてウインカーをバンパー下部に移すことによってコンビネーションランプは赤一色となります。この赤い真一文字のデザインが、リアデザインに高級感を生み出す大きなアクセントとなっています。

 ウインカーがバンパー下部に移設されているので、後続車に違和感があるのではないか? と思われるかもしれませんが、ハリアーのコンビネーションランプの位置が普通のコンパクトカーのハイマウントストップランプの位置であること、ウインカーの位置がコンパクトカーのウインカー位置と変わらないこと、そしてリアコンビネーションランプの延長線上にドアミラーについたウインカーがあることなどを見てみれば、それほど違和感は覚えません。

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