ソニーは7月22日、クリエイティビティーとテクノロジーを体験できる教育プログラム「CurioStep with Sony(キュリオステップ)」を提供開始した。あらゆる子どもたちの好奇心を拡げ、創造性や問題解決力、多様性を受け入れる力の向上をサポートするという。2020年度は日本を中心に実施し、今後、海外拠点を含むグローバル展開も予定しているとのこと。
テクノロジーが急速に進化するなか、体験を通して創造性を育む「STEAM教育」(Science=科学、Technology=技術、 Engineering=工学、Mathematics=数学、Arts=芸術を組み合わせた造語)への注目が世界中で高まっているという。日本でも2020年度に小学校においてプログラミングが必修になるなど、取り組みを推進している。
このような外部環境の変化を踏まえ、ソニーは2009年から10年以上にわたり展開してきた科学教育支援活動「ソニー・サイエンスプログラム(SSP)」をCurioStep with Sonyとしてリニューアル。これまでアジアを中心に累計2万4000人以上の子どもたちが参加したワークショップの開催や、科学館の運営などを通して、さらに進化したプログラムを届けるという。
国内ではリアルの場に加え、オンラインでのワークショップやコンテンツも提供。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、学習の機会を制限されている子どもたちや、これまで機会が十分ではなかった地域の子どもたちにもワークショップを届けるなど、持続可能な教育にも寄与するとしている。
同プログラムのワークショップ第1弾として、8月に実施する「おうちdeチャレンジ!MESH発明ワークショップ オンライン」(実施期間は8月15日または16日から2週間) の参加者を募集している。ワークショップの内容や募集概要は公式サイトを見てほしい。
9月には「MESH × toioオンラインプログラム」も実施予定という。IoTブロック「MESH」とソニー・インタラクティブエンタテインメントのロボットトイ「toio(トイオ)」を使い、さまざまなセンサーとロボットの動きを組み合わせることで、家族や友人と楽しめるゲームづくりに子どもたちが挑戦できるとのこと。