高機能ストレージ「Drobo」でデジタルライフをアップデート 第8回
手取り足取り丁寧に解説! 「Time Machine」と「Drobo」で、Macの大切なデータを保護
2020年08月03日 11時00分更新
Macのバックアップ環境と「Drobo」は相性抜群!
Mac OS X v10.5 Leopard以降のOSには、システムファイルを含むデータを丸ごと自動でバックアップできる「Time Machine」機能が標準搭載されている。また2010年以降に発売されたほとんどのMacにはネット経由でOSを再インストールできる「インターネット復元」機能も搭載されている(一部機種はファームウェアアップデートなどが必要になる場合がある)。
そのため、Time Machineで定期的にバックアップをとっていれば、Mac本体がクラッシュしたり、間違って必要なデータを消去してしまったりしても、比較的簡単にシステムやデータを復元することが可能だ。
以前は、アップルからTime Machineと連携してMacのデータをワイヤレスで自動バックアップしてくれるHDD内蔵無線LANルーター「Time Capsule」が販売されていたが、同社が無線LANルーター市場から撤退するのにともなって生産終了になってしまった。そのため「代わりに何を使ったらいいのだろう」と頭を悩ませているユーザーもいるかもしれない。しかし、Time Machineを使うのにTime Capsuleは必須ではなく、USB接続の外部ストレージなどで代替できる。
といっても、外部ストレージならなんでもいいというわけではない。データというものは日々増えていくため、記憶容量を柔軟に増やせるストレージが望ましい。またバックアップ用途ということを考えると、耐障害性を考慮した信頼性の高いストレージを選ぶべき。HDDが故障してバックアップデータが消えてしまったら、復元しようにもその術がなくなってしまうからだ。
そこでおすすめしたいのが、米Drobo社の外付けストレージ「Drobo 5C」だ。内蔵HDDの増設・交換が容易で耐障害性が高く、macOSに対応した専用の管理ツール「Drobo Dashboard」が用意されているなどMacとの相性もいい。ここからは、そのDrobo 5Cの特徴や初期設定方法、Time Machineとの連携方法などを詳しく解説していこう。
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