シチズン時計は7月9日、環境や人に配慮したサステナブルウオッチブランド「CITIZEN L(シチズン エル)」から、シチズン初の人工ダイヤモンド「ラボグロウン・ダイヤモンド」を文字板に使用した腕時計3モデルを発表。販売開始は9月から。価格は4万2900円〜4万6200円の見込み。
同ブランドは、女性がジュエリーのように身につけたくなるフェミニンなデザインが特徴という。2016年からサステナビリティー(持続可能性)をブランドの根幹に位置づけ、環境や人権に配慮したエシカルコミットメントを掲げるなど、「人や社会、環境にやさしいサステナブルウオッチ」を提案している。すべての時計に、定期的な電池交換が不要な光発電「エコ・ドライブ」を採用する。
今回発表した3モデルは共通で、シチズン エルのサステナブルマインドを体現したシグネチャーライン「シチズン エル」アンビリュナから登場。神秘に満ちて美しい地球が未来にもあり続けることを願い、万物を構成する四大要素「地・水・火・風」からインスピレーションを受けたとしている。
バンド部分には、パイナップルの葉を再利用して作った素材「Piñatex(ピニャテックス)」を使用。シチズンブランドとして初めて、回収したペットボトルを溶かして再生したポリエステル繊維「ECOPET(エコペット)」をバンドに採用した。素材の特性を生かした質感と着け心地の良さの両方を兼ね備えているという。
ケースには軽くて肌に優しく擦りキズにも強いとうたう「スーパーチタニウム」を使用した。ケースの12時側と6時側にあるラグ(ケースとベルトを固定する部分)の形状をアシンメトリーな設計にすることで、腕に着けたときにフェイス位置が正面からずれることを防げるとのこと。