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PDFの目次機能やドキュメントの複製などに対応

電子ペーパー「QUADERNO」、機能とユーザビリティーを強化した最新版がリリース

2020年07月08日 18時30分更新

文● ASCII

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 富士通クライアントコンピューティングは7月8日、電子ペーパー「QUADERNO(以下、クアデルノ)」において、本体ソフトウェアとパソコン用アプリ「Digital Paper PC App」の最新版を提供開始した。

 クアデルノは、メモ・ノート、スケジュール帳、PDFビューワーなどの使い方ができる電子ペーパー。本物の紙のような自然な書き心地に、手書きメモのコピー&ペーストや検索機能などを備える。付属のスタイラスペンでの書き込みや、テンプレートを活用したアイディアスケッチなども可能。サイズはA5とA4の2種類から選択でき、オフィスはもちろん、モバイルワークやプリンターのない家庭でのテレワークまで、さまざまなシーンで活用できるという。

 最新版の本体ソフトウェアでは、より快適な「書く」「読む」「作る」の作業ができるよう機能とユーザビリティーを強化した。既に本製品を利用中のユーザーも、パソコン用アプリから所有するクアデルノをアップデートすることで、新機能を利用できる。

元に戻す/やり直す機能

 ペン色は、従来の「青/赤」の組み合わせに加えて「黒/赤」にも対応。また、書き込みや消しゴム、ハイライト、コピー&ペーストなど、直前の操作を「元に戻す」ボタンで取り消せるようにもなった。「やり直す」ボタンでは、元に戻すを取り消すこともできる。

目次機能

 最新版ではPDFの目次(しおり)機能にも対応した。目次がついたPDFファイルを読み込むと専用メニューで目次が表示され、開きたい章にワンタップで移動できる。目次は階層表示にも対応し、部分展開も可能だ。表示エリアの幅が広いため、長い文字列も折り返しを極力減らして表示できる。

履歴ジャンプ機能

 また、指を挟んだまま本を読むように、直近で参照したページを往復できる「履歴ジャンプ機能」も実装。目次からの移動、またはPDF内のリンク先ページなどに移動したときは、画面上部に表示される矢印アイコン(← →)から移動できる。

テンプレート一例

 本体上ではドキュメントの複製もできるようになったほか、標準搭載のノートのテンプレートを8種類から16種類に倍増。テンプレートには、プレゼンテーションやアイディアスケッチに役立つ「スライドシート」や、プライベート用の日記、五線譜などを追加した。

 そのほか、Digital Paper PC Appを介さずに本体からWi-Fi設定が可能になった。パーソナルドキュメントスキャナー「ScanSnap」や、スマホ向けアプリ「QUADERNO Mobile App」と連携すれば、複合機やパソコンを介さずにデータの取り込みや共有もできる。

 詳しい製品仕様は以下のとおり。

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