このページの本文へ

キーボードの打鍵感やタッチパッドの感度も良好

税別6万円台とリーズナブル&狭ベゼルでカッコよく使いやすい“ハイコストパフォーマンス”な14型ノートPC「MousePro NB2」

2020年07月08日 09時00分更新

文● 貝塚 編集●八尋/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「MousePro NB2」

MousePro NB2の使用感をチェック!

 「MousePro NB2」は、マウスコンピューターが展開するビジネス向けパソコンブランド「MousePro」シリーズの14型ノートパソコンだ。

 同シリーズは、ほかに軽量設計と長時間駆動が特徴の14.4型ノート「MousePro NB4」と、テンキー+光学式ドライブを備える15.6型ノート「MousePro NB5」をラインアップするが、MousePro NB2はリーズナブルな価格を最大の特徴とする、もっともスタンダードなモデルだ。

 前回は、MousePro NB2の外観と仕様を中心に紹介した。今回は、使用感を中心にレビューする。

質感はバッチリ、ディスプレー性能も良好

 MousePro NB2の価格は6万4800円(税抜き)で、主なスペックはCeleron 4205U、8GBメモリー、256GB SSD(M.2接続/NVMe対応)という構成。エントリー向けの性能ではあるものの、メモリーが4GBではなく8GBだったり、SSDがNVMe対応なのは評価できるポイントだ。

 ディスプレーは14.0型(1920×1080ドット)となっている。インターフェースはUSB 2.0×1、USB 3.0 Type-A×1、USB 3.0 Type-C×1、HDMI出力端子、ヘッドフォン出力/ヘッドセット端子を備える。通信規格は有線LAN端子、無線LAN(IEEE 802.11ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0に対応している。

ナローベゼルの14.0型(1920×1080ドット)ディスプレーは、非光沢仕様。映り込みが少ない

 触ってみて、まず目に入るのが左右上の3辺を狭くしたナローベゼルのディスプレーだ。前モデルにあたる13.3型ノート「MousePro NB392C」では、1366×768ドットのパネルを採用していたが、本機のディスプレーサイズは14.0型で、解像度も1920×1080ドットへとアップしている。

 ウェブコンテンツや、パソコンで触れる機会の多いアプリも、近年は高解像度化しており、1366×768ドットはやや古いスペックという印象は否めなかった。また、このクラスのパネルでは、ドットが視認できる。ひと目で「荒いかな?」と感じる人も多いだろう。

1920×1080ドットのパネルは、事務作業には必要十分以上に綺麗だ

 今回搭載している1920×1080ドットはいわゆる「フルHD」解像度。ハイエンドなモデルには随分前から搭載されているが、13~14型クラスのパネルなら、必要十分以上のドット数であり、コンテンツもかなり綺麗に見える。より上位モデルを見ればWQHD(2560×1440ドット)のディスプレーを搭載するモデルも珍しくないのだが、いろいろとモバイルノートパソコンに触れていると、1920×1080ドットは、気分よく使えるラインに達していると感じる。

 何より、本機は税別6万円台という買いやすい価格が最大の特徴。価格と性能のバランスが非常にいいと思う。

 また、ディスプレーは非光沢仕様であり、映り込みも少ない。広いオフィスなどでは、天井に蛍光灯を等間隔に並べているケースが多いが、経験したことのある人なら、たくさんの蛍光灯+光沢パネルの組み合わせは、視認性があまりよくないと感じたのではないだろうか。

 非光沢パネルは、敢えてパネル表面の細かい凹凸を残した仕様であり、いわば、透過性の高いすりガラスを通して映像を見ているようなもの。色の鮮やかさや精細感でいえば、光沢パネルの方が優れているのだが、ビジネス向けマシンとしては、色を正確に判断しなくてはいけないカメラマンなどの職業でない限りは、非光沢パネルを採用するメリットは大きいのではないだろうか。

 またパネル方式は公表されていないが、IPSパネルでないと思われる。IPSパネルのメリットは視野角の広さと高度な色再現性だが、事務作業用のノートパソコンとしては必要性が少ない。高解像度のパネルを採用しつつ、コストを落として価格に反映させる工夫が感じられる。

しっかりしたキーボード、タッチパッドも使いやすい

 MousePro NB2のタッチパッドはクリックボタン一体型だ。大きめで、すっきりとした外観も特徴だが、さらさらとした表面に仕上げ、指の滑りをよくするなど、使用感にも優れている。クリックや左クリックの感度、ポインター移動のスムースさも良好で、不満なく使えるユーザーが多いだろう。

 事務作業用のノートパソコンには、外付けのマウスを用意するオフィスが多いかもしれないが、モバイルできるサイズのため、外では積極的に使いたくなるタッチパッドだ。

キーボードの打鍵感は良好。キーピッチが1.9mmと、14型のノートとしては余裕を持った設計。タッチパッドは非常に広い一体型で、感度もよくポインターの移動もスムースだ

 キーボードはキーピッチがおよそ19.1mm、キーストロークがおよそ1.2mmと余裕を持った設計。打鍵感には、やや軽さを感じるものの、打ちやすく、サイズ的にも使いやすいキーボードだ。本機のサイズはおよそ幅324.9×奥行き219.5×高さ19.5mmと、実はそれほど薄型ではないのだが、端に向かって厚みを狭めるデザインによって、数値以上に薄く感じられる。

端に向かって厚みを狭めるデザインによって、数値以上に薄く感じられる

 薄型のノートパソコンはキーストロークが極めて浅いこともあるため、本機の場合、見た目から想像するよりも、ずっとしっかりした打鍵感が得られる。キーボードフレームの辺りを強めに抑えても、たわみや歪みはそれほど感じられず、使用感にこだわって設計されていると感じた。

事務作業用として有力なスタンダードモデル

エントリーPCというよりは、安価なのにカッコよく使いやすいという、「ハイコストパフォーマンスPC」ではないか

 MousePro NB2について、マウスコンピューターは「軽量&薄型のエントリーモデル モバイル向けノートパソコン」とうたって販売しているのだが、使用感としては「いかにもエントリー」といったチープさは感じない。

 むしろ、使用感に大きく影響しない部分でコストを落とし、より上位のモデルと遜色ない使用感やデザインに仕上げた、ハイコストパフォーマンスモデルともいえると思う。

 高度な映像処理性能が要求される作業でない限り、どのような作業でも快適にこなせるだろう。企業がスタッフ用のパソコンを一括導入する際にも、有力な選択肢になるはず。

 また、BYOD(個人所有デバイスの持ち込み)が許可されている環境なら、仕事用に使うスタンダードなノートとして、個人が購入するのもオススメだ。デザインもカッコよく、使用感にも優れているため、きっと満足して長い間愛用できるだろう。

仕様機の主なスペック
モデル名 MousePro-NB200
CPU Celeron 4205U(1.8GHz)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 610
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD(NVMe対応)
ディスプレー 14型(1920×1080ドット)、ノングレア
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.0、USB 3.0(Type-C)、USB 2.0、HDMI出力、ヘッドフォン出力/ヘッドセット端子、有線LAN端子、microSDカードリーダー(UHS-I対応)
内蔵カメラ 100万画素ウェブカメラ
サイズ/重量 およそ幅324.9×奥行219.5×高さ19.5mm/約1.24kg
OS Windows 10 Pro(64bit)

カテゴリートップへ