このページの本文へ

15.6型ながら約1.39kgでモバイルも可能、ちょっとした写真・動画編集ならこなせる性能

普段使いモバイルマシンよりちょっと高性能&ちょっと大きなディスプレー、この“ちょっと”で作業効率が結構上がる15.6型ノートPC「mouse X5」

2020年06月19日 11時00分更新

文● 周防克弥 編集●八尋/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「mouse X5」

 マウスコンピューターが販売する「mouse X5」シリーズは、重量が約1.39kgなのに加え、狭額ベゼルによる筐体のコンパクト化により、15.6型ながらモバイルも十分視野に入るノートパソコンだ。前回は、ベンチマークで本機の性能をチェックした。今回は、日常的に使っているアプリが快適に動作するかチェックしてみた。

 ちなみに、ベンチマークアプリのインストールや動作中の様子、各種アプリのセットアップをしている感じでは、動作にまったく不満を感じなかった。GPUがCPU内蔵型のインテル UHD グラフィックスで、CPUもCore i7-10510Uと低消費電力タイプのU型なので、最新の3Dゲームや動画編集等のGPUの機能を利用するようなものに関しては難しいが、そもそもがそういう目的で使用するノートパソコンではない。

 まずは、私が日常的に使用しているPhotoshopとPhotoshop Lightroomでの使用感を確認してみた。

高負荷な作業でなければ写真編集・動画編集もできる性能
NVMe SSDに強化でより快適に

 私の本職はカメラマンなので、Photoshopは日常的に使用している。Photoshopの場合は、撮影したデータの色補正やレタッチなど細かい作業が多く、実はそれほどマシンパワーが必要というわけではないため、ハイエンド向けCPUを搭載していなくてもわりと動作してくれる。もちろん性能が高いほど安心感はあるが、CPUパワーよりもメモリー量や高速で大容量なストレージのほうが重要だと考えている。

 とはいえ、画像の細部を確認するために、100%かそれ以上の大きさに拡大して端から端までゴミや余計なものがないかをチェックする作業があるが、拡大してスクロールするだけでも、実は結構GPUパワーは使う。しかし、mouse X5のCPU内蔵GPUでも結構スムーズな描画が可能で、色補正時のプレビュー表示でも素早く反映するので、作業の妨げになるようなことはなかった。

 もちろんディスクリートGPUを持っているパソコンならより快適な作業は行なえるが、気になるようなレベルではない。と、ここまでの様子を書くと早くないCPUでもまったく問題ないように聞こえてしまうが、セーブや保存ではCPUの速さが影響するため、高性能なデスクトップパソコンと比べると多少は時間がかかるが、モバイルノートパソコンで考えると速いほうだと感じた。

色補正のプレビューを見ながらタスクマネージャーの様子を確認したがCPUは40%くらいの負荷がかかっている。しかし動作は快適な部類でプレビューの反映も早く、作業性は十分に高い

 デジカメで撮影したRAWデータを現像し、画像にするためのソフトがLightroomだ。今回は2400万画素のデジカメで撮影したRAWデータ500枚を現像し書き出す時間を測定してみた。

PSD形式での書き出しではストレージの待ち時間が発生してしまいCPUの作業効率が落ちてしまっている。SSDだがSATA接続ではCPUの処理に追いつかないことがあるので、こういった作業もこなしたいのであれば、購入時にNVMe接続のSSDに変更することをオススメしたい

 PSD16bit形式での書き出しをチェックしたところ、約23分かかった。書き出しを開始してそうそうにSSDのアクセスが100%まで上がり、それに応じてCPUの稼働率が下がり、ストレージアクセスが落ち着くとCPUの処理が上がりを繰り返し、CPUの性能を存分に引き出せない状態だった。

 なおJPEG(最高画質)での書き出しは約18分で終了していて、ストレージの書き込み速度さえ確保できればPSD形式でも近い時間で処理が可能だろう。先述したとおり、アプリのインストールや普段作業であれば、SATA 3のSSDでもまったく問題ないが、加えてPhotoshopなどを使用するのであれば、NVMe SSDに強化したほうがいいかもしれない。

 続いて、フリーで使える動画編集ソフト「DaVinci Resolve 16」で動画の書き出し時間を測定してみた。デジカメで撮影した約30秒でFHDサイズ(1920x1080ドット)の映像をつないで約10分の動画にし、DaVinciにプリセットで用意されているYoutube用のFHD、MP4形式での書き出しを行なってみた。なお、カットの合間にはなんの編集も加えずにただつないだだけの動画だ。

 書き出しには約27分ほどかかったが、低消費電力型のCPUでかつ別途GPUを搭載していないマシンでのソフトエンコードで、これくらいの処理時間ならたいしたものだろう。これなら出先で急な動画編集等の必要性がでても対応可能な範囲といえる。ただエフェクトを多用したりするとそれなりに時間はかかってしまう可能性はあるので、一応できるくらいの認識がいいだろう。

FHD素材をつなぎ合わせた約10分の動画をMP4形式で書き出すのにかかった時間は、約27分。モバイル向けCPUなら十分な速度だろう

簡単な色補正なら内蔵GPUでも十分にまかなえた

 静止画と動画で実作業を行なってみたが、思ったよりも実用性が高いことが確認できた。もちろんGPUがCPU内蔵なのでできることの限界はあるが、これくらいの性能であれば、撮影時のお供にするのにも十分な性能だと思えた。

普段使い向けモバイルマシンより“ちょっと”高性能でディスプレーサイズも大きいのが魅力の15.6型ノートパソコン

普段の作業をより快適に、そして普段使いよりちょっと負荷のかかる作業もこなしたい人にオススメ

 mouse X5は、15.6型とメインで使っても遜色ない大きさのディスプレーを持っていながらも、薄く軽いのが特徴だ。使いやすさと大きさのバランスを保ちつつ、必要十分なスペックを満たしつつも、価格は価格は12万4080円(送料・税込み)とお買い得感があり、コストパフォーマンスに優れた汎用的なスタンダートノートだということだ。

 モバイル用ノートで画面の小ささが気になる人やもう少し基本性能がほしいと思うような人にはオススメしたい。またとりあえず持ち運びできるノートパソコンが必要な人にもいいだろう。

試用機の主なスペック
モデル名 mouse X5
CPU Core i7-10510U(1.8GHz、4コア/8スレッド)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ac/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.0×2、USB 3.0 Type-C(USB Power Delivery対応)、USB 2.0、HDMI出力、ヘッドフォン/ヘッドセット端子、有線LAN端子、microSDカードリーダー
内蔵カメラ 約100万画素ウェブカメラ
サイズ/重量 およそ幅356×奥行233×高さ17.9mm/約1.39kg
OS Windows 10 Home(64bit)

カテゴリートップへ