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さとうなおきの「週刊アジュール」 第131回

Azure Storageの手動フェールオーバーがGA

COVID-19による需要急増に対するAzureの対応/Azure Migrate

2020年06月29日 08時00分更新

文● 佐藤直生 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 こんにちは、さとうなおきです。今回の「週刊アジュール」では、2020年6月14日~20日の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。

COVID-19対応

 COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックによって急増した需要に対して、Azureがどのように対応したかに関するブログポスト、動画が公開されました。

AzureのCOVID-19への対応

Azure Storage:アカウントフェールオーバー、GZRS/RA-GZRS

 ストレージサービス「Azure Storage」で、2月にパブリックプレビューになっていたストレージアカウントの手動フェールオーバーが、GA(一般提供)になりました。

 地理冗長ストレージ(GRS)、読み取りアクセス地理冗長ストレージ(RA-GRS)で、ストレージアカウントのプライマリリージョンからセカンダリリージョンへのフェールオーバーのタイミングを制御できます

Azure Storageのアカウントフェールオーバー

 Azure Storageの冗長性オプションで、2019年8月にプレビューになっていた地理ゾーン冗長ストレージ(GZRS)、読み取りアクセス地理ゾーン冗長ストレージ(RA-GZRS)が、GAになりました。

 GZRSは、ゾーン冗長ストレージ(ZRS)と同様に、プライマリリージョンの複数の可用性ゾーン(AZ)にわたって、データの3つのコピーを同期的に書き込みます。そして、セカンダリリージョンに、データを非同期的にレプリケートします。RA-GZRSは、このセカンダリレプリカへの読み取り専用アクセスを可能にします。

Azure Virtual Machines:Dv4/Ev4シリーズ、HBv2シリーズ、Mv2シリーズ

 IaaSの仮想マシン(VM)機能を提供するAzure Virtual Machinesで、前々回に紹介したDdv4シリーズ、Edv4シリーズのGAに加えて、Dv4シリーズEv4シリーズがプレビューになりました。

 Dv4シリーズ、Ev4シリーズは、Ddv4シリーズ、Edv4シリーズと同じCPU、メモリ構成を持ちます。Ddv4シリーズ、Edv4シリーズはローカルの一時ディスクを持ちますが、Dv4シリーズ、Ev4シリーズはローカルの一時ディスクを持ちません

 Dv4シリーズ、Ev4シリーズ、Ddv4シリーズ、Edv4シリーズは、現時点では東日本、西日本リージョンで利用できません。今年第3四半期に、東日本リージョンで利用可能になる予定です

 今年2月にGAになっていたHPC向けのHBv2シリーズが、東日本リージョンで利用可能になりました。

HBv2シリーズのスケーリング

 SAP社のカンファレンス「SAPPHIRE NOW」に合わせて、Azure上のSAPに関するアップデートがまとめられています。

 2020年内に、東日本リージョンでMv2シリーズが利用可能になる予定です。

Azure Batch:Azure Private Link

 Azure Batchは、大規模な並列コンピューティングやHPCのアプリケーションを実行するためのサービスです。

 Azure Private Linkは、Azure Virtual NetworkからAzureサービスへのプライベート接続を可能にするサービスです。

 Azure Batchで、Azure Private LinkのサポートがGAになりました。現時点では、米国の一部のリージョンでのみ利用可能です。

Azure Front Door:WAFのログ機能

 Azure Front Door Serviceは、グローバルなウェブアプリケーションを高速に配信するためのセキュアでスケーラブルなエントリポイントを提供するサービスです。

 Azure Front DoorのWAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)で、ログ機能が拡張され、match detailsフィールド、固有の参照文字列がサポートされました。

Azure Front DoorのWAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)

Azure Monitor:AKSのWindowsノード、Azure Arc

 Azure Monitorは、Azureにおけるフルスタックの監視サービスです。

 Azure Kubernetes Service (AKS)は、マネージドKubernetesサービスです。

 Azure Monitor for containers(コンテナーに対する Azure Monitor)は、Azure Kubernetes Service (AKS)、Azure Container Instances上のコンテナーを監視する機能です。

 Azure Monitor for containersで、Azure Kubernetes Service (AKS)のWindowsノードプールでのログ収集が、プレビューになりました。

 Azure Arcは、Azure Resource Managerによる管理機能を、Azure外部(オンプレミス、エッジ、マルチクラウドなど)のサーバー、Kubernetesクラスターに拡張するサービスです。

 Azure Monitor for VMsは、VMを監視する機能です。

 Azure Monitor for VMsで、Azure Arcで管理されているサーバーのサポートがパブリックプレビューになりました。

 また、Azure Monitor for containersで、Azure Arcで管理されているKubernetesクラスターのサポートがパブリックプレビューになりました。

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