日本マイクロソフトは6月17日、兵庫県教育委員会が、県立学校の高校生向けの学習者用端末として「Surface Go 2」1万6000台を配備すると発表した。あわせて、全生徒分のOffice 365ライセンスも配布する。
自治体におけるSurface Go 2とOffice 365の組み合わせは、5月に発表した東京都渋谷区(関連記事)に続くもので、導入台数としては最大規模の事例となる。
兵庫県教育委員会は、第3期「ひょうご教育創造プラン」に基づく教育ICT環境の実現のため、Surface Go 2の導入を決定したとのこと。なお、同モデルを高校生の学習者用端末として導入するのは、全国の自治体としては初。
同時にOffice 365のライセンスを全生徒に付与することで、Surface Go 2とOffice 365を組み合わせた高度な教育ICT環境の整備を目指すとしている。特に、新型コロナウイルス感染症の影響で遠隔学習環境の整備が急務となっている現在の教育現場において、Microsoft TeamsとSurface Go 2の活用により、子どもたちの学びを止めない環境が実現可能になるとしている。
Surface Go 2は、教育現場で児童生徒が使用することを強く意識して設計したというモデル。タッチの精度、ペンの描き心地、筐体サイズやキーボードの打鍵感に至るまで、児童生徒が自身の想像力を直感的に表現できる「文房具」として使用するデバイスとして開発したとのこと。
日本マイクロソフトは、兵庫県教育委員会がSurface Go 2 と Office 365 を最大限活用して、生徒がより高度な教育を受けられるよう、ICT活用を先導する人材養成なども含め、引き続き兵庫県教育委員会と連携していくとしている。