使ってみてホント欲しくなったゲーミングノートパソコンのうちの1台。

持ち運び可能でRTX 2060搭載のレノボ15.6型ゲーミングノートPC<Legion 550i 15>は物欲に刺さる細かいコダワリがすごい!

文●八尋 編集●ASCII

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持ち運べる薄型ボディー、仕事にも使えるシンプルなデザイン

仕事にも使えるシンプルなデザイン

 ゲーミングノートを購入するにあたって、ハイスペックなマシンになるので、できればメインマシンとして仕事にも使いたい。Lenovo Legion 550i 15は、端に薄く同社のゲーミングブランドのロゴ「LEGION」と、小さくレノボのロゴが刻印されているのみのシンプルな天板デザインを採用。全体的にブラックで統一してあるため、ガッツリ仕事に使っていても違和感のないデザインになっている。

 ひと昔前のゲーミングノートパソコンは、据え置きを前提としたつくりなので派手に光ったり、ゲーミングらしいデザインのものが多かったが、最近はモバイルも意識して控えめなデザインが増えてきている。Lenovo Legion 550i 15もゲーミングながらシンプルなデザインを採用しているのは好印象だ。

ゲーミングノートパソコンとしては薄いので、モバイルワークにも適応する

 サイズは幅約363.1×奥行約259.6×高さ約23.6mmで、重さは約2.3kg。モバイルするにはちょっと重いかなと思ったが、リュックに入れて持ち運んでみたところ、重すぎてモバイルできないほどではないと思えた。また、厚さも最薄部が約23.6mmとゲーミングマシンとしては薄く、カバンにすっぽりと入ってくれたので、「リュックであればモバイルもイケるな」というのが正直な感想だ。

普段使っているリュックにもすっぽり入った

驚いたのが、ノートパソコンの収納スペースにも入ったということだ

 ただし、ゲーミングPCなだけあってACアダプターは結構大きい。できれば、追加で1つ購入し、自宅と会社に置いておくというのがベストかもしれない。しかし、PCMark 10でバッテリーベンチをチェックしたところ、普段使いの際は約5時間50分駆動してくれるので、ちょっと取材や打ち合わせで外出先に持っていくという際は、ACアダプターなしでもOKだと思われる。

「PCMark 10」のバッテリーベンチでは、6時間弱駆動するという結果。仕事で外出するときも、結構アダプターなしでも大丈夫そう

ディスプレイは144HzでIPSパネル採用

144Hzのリフレッシュレートに対応するIPSパネルの15.6型ディスプレイを採用

 ディスプレイは、最近のゲーミング向けノートとしては一般的になりつつある144Hzのリフレッシュレートに対応している。とくにFPS系のゲームをプレイする際、自宅のデスクトップで遊ぶときは144Hzで、ノートでプレイするときは60Hzになると、見た目や操作感が変わってしまったりする。そういう意味では、高リフレッシュレートに対応しているのは、ゲーミングノートパソコンを選択するうえで重要な項目の1つだ。

 さらに、Lenovo Legion 550i 15はIPSパネルを採用。高リフレッシュレートの液晶はTNパネルのモデルが多かったが、最近はだんだん広視野角のIPSを採用するモデルも増えてきている。この、高リフレッシュレートでかつIPSパネルというのをいち早くゲーミングノートのディスプレイに採用しているのは、レノボのゲーミングノートへの本気度を感じるポイントの1つだ。

 IPSパネルを採用していると、仕事でプレゼンする際に自分以外の人に正面以外から画面を見せるときにも便利。また、ゲームプレイでいうとオフラインで友人と共闘している際に、自分の居場所や狙っている箇所を直接伝えるために、声だけでなく直接画面を見せて共有することがある。そんなときでも、高視野角のIPSパネルであれば、隣でプレイしている友人が画面が見づらくて、しっかりと情報共有できなかったというミスを減らせるのだ。

 最近ではガチでクランを作ってプレイするタイトルも少なくないので、Lenovo Legion 550i 15があれば気軽にオフラインで一緒に練習できるのもいい。