保守メンテナンスや渉外営業、訪問介護など、現場での帳票/報告書作成と交付が必要な業種向けに提案
キヤノンMJ、A4サイズ対応のモバイルプリンター「BP-F400」発表
2020年06月11日 13時00分更新
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2020年6月11日、キヤノン電子製のA4サイズ対応モバイルプリンター新製品「BP-F400」を発表した。大容量/高放電バッテリの採用で小型軽量な本体を実現し、ビルや工場などの保守メンテナンス、金融の渉外営業、訪問介護/医療など、現場での書類/帳票/報告書の作成と交付が求められる業種をターゲットとしている。発売日は2020年11月中旬。
キヤノンMJやキヤノン電子ではこれまで、業務現場用のハンディターミナルをはじめ、3インチロール紙対応モバイルサーマルプリンター、A6カット紙対応モバイルサーマルプリンターなどを販売してきた。インフラ/エネルギー、流通/サービス、金融、メンテナンス、賃貸、金融といった業界に導入されている。
BP-F400は、A4サイズのカット感熱紙に印刷できるモバイルサーマルプリンター新製品。サイズ254×55×30mm、重さ約580gとコンパクトな本体が特徴で、2時間充電で連続600枚の印刷が可能な大容量/高放電バッテリーを内蔵するため携帯性に優れる。1枚あたりの印刷秒数は5.7秒(300dpi時)。なおサーマルヘッドは10万枚の耐久性を持ち、インクカートリッジなどの交換は必要ない。
なお、標準で給紙ガイドも付属しており、これを取り付けると折りたたみ式トレイからの給紙が可能となる。これにより用紙の斜行による紙詰まりの発生を低減できる。
また、1台でBluetooth接続、Wi-Fi接続、USB接続に対応しており、PCやタブレット(Windows、Android、iOS)からの印刷に対応している。Windowsの場合は、プリンタードライバー経由であらゆるアプリケーションからの印刷が可能(Android、iOSはSDKを提供)。
キヤノンMJでは、プリンター単体での導入提案だけでなく、同社が取り扱う現場向けパッケージソフトウェアとの組み合わせソリューション提案や、カスタム業務アプリケーション開発との組み合わせソリューション提案も、キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)などグループ会社のリソースを活用して展開していく方針。年間販売目標は4000台としている。
モバイルプリンターBP-F400の価格はオープンで、市場想定価格は9万円としている。