在宅中のレディースアンドジェントルメン、手抜き料理の時間です。シャープが6月2日に発表したウォーターオーブン「ヘルシオ」新製品は、食材を入れてボタンポンで主菜と温野菜ができる新しい「まかせて調理」機能を搭載。今までのまかせて調理は上段しか調理ができず4人家族では足りないことがありましたが、今度は上下段を使って4人ぶんのおかずを一気に作れるようになりました。
ウォーターオーブン
ヘルシオ AX-XA10
シャープ
6月18日発売
市場想定価格17万円前後
https://cook-healsio.jp/healsio/AX-XA10/
たとえば上段の角皿に調味料に漬け込んでおいた鶏肉をのせて鶏肉の照焼きを作り、下段にはじゃがいもなどをのせてポテトサラダ、脇にきのこをのせてきのこの蒸し焼きを作り、3つのおかずをほったらかしで作れます。カット野菜と下味つけられた肉買っとけば調理工程ほぼゼロにできますね。
1人ぶんでも4人ぶんでも、好きな食材をのせても、食材が冷凍のままでもほったらかしで調理できるのもポイントです。これはヘルシオの熱源である過熱水蒸気（高温の水蒸気）の気流をダンパーが制御するため。赤外線ムーブセンサーと温度センサーを使って上段の仕上がりを見ながらダンパーを動かすことで、上下段ともちょうどよく火が通るというしかけになっています。
上段で焼きもの/揚げもの、下段で蒸しもの（温野菜）という形で自動でできることは限定されるようですが、使いこなせば便利そうです。
さらに食材と調味料を入れれば分量設定なしでレンジ調理ができる「らくチン1品」機能も新搭載。センサーが食品から発生する蒸気で仕上がりを判定するため量が多くても少なくてもおいしく仕上がるそうです。このごろバズレシピで人気のレンジ調理がさらにラクになりそうですね。
シャープ得意の通信機能「COCORO KITCHEN」では、よく作るメニューを「いつものメニュー」、季節・時間に応じたメニューを「おすすめメニュー」として表示するようになりました。肉が好きな人なら旬の肉料理をレコメンドしてくれるようで、偏りが若干心配ですが便利です。
在宅中シャープのヘルシオ ホットクックを買ってほったらかし調理にはまった身としてはかなり気になる新製品です。オーブンレンジを捨ててせいろ生活に移って久しいのですが、調理家電界隈をシャープで固める魅力もありますね。極限まで手抜きでうまいめしが作れるのはそれだけかえがたい魅力があるもんです。しかし想定価格17万円ってのは……悩ましいですね。
書いた人──盛田 諒（Ryo Morita）
1983年生まれ。3歳児くんの保護者です。Facebookでおたより募集中。
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