ベンチマークで実力をチェック
6コア/12スレッドCPUでテレビ会議や軽めの配信もOK、ゲームも結構快適な15.6型ノートPC「GALLERIA GCR1650GF7」
2020年06月03日 09時00分更新
ドスパラで販売中の「GALLERIA GCR1650GF7」は、Core i7-9750HとGeForce GTX 1650を搭載する15.6型ゲーミングノートパソコンだ。第1回では、本機の外観を中心に紹介した。
GALLERIA GCR1650GF7は、ゲーム用だけでなく、クリエイティブワークやテレワークにも投入できる性能とシンプルな見た目で、価格帯も税別9万9980円と手頃ながらバランス良いスペックも魅力となっている。よって、第2回ではベンチマークをしながら、実際にゲーム+配信といった負荷の挙動を見ていく。GALLERIA GCR1650GF7の基本構成は次のとおり。
試用機の主なスペック | |
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CPU | Core i7-9750H(2.60~4.50GHz、6コア/12スレッド) |
グラフィックス | GeForce GTX 1650+インテル UHD グラフィックス 630 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 500GB SSD(NVMe対応) |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、ノングレア、LEDバックライト |
内蔵ドライブ | - |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE802.11 ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB 2.0、USB 3.1(Type-A)×2、USB 3.1(Type-C)、マイク入力、ヘッドフォン出力、HDMI端子、ミニDisplayPort×2、有線LAN端子、SDカードリーダー(SDCXC対応) |
サイズ/重量 | およそ幅360×奥行245×高さ26.4mm/約2.03kg |
OS | Windows 10 Pro(64bit) |
ちなみに、予算が少しあるならメモリーを16GBにするだけで各段に快適な環境になるが、ゲームをするだけであれば、そのままでも問題ナシの構成だ。
また別機であるGALLERIA GCL1650TGFは、CPUがCore i5-10300H(4コア/8スレッド)、GPUがGeForce GTX 1650Ti(VRAM 4GB)、メモリーがDDR4 PC4-21300 8GB×2となっており、CPUについてはGCR1650GF7、GPUとメモリについてはGCL1650TGFに分がある。CPU多用する傾向にあるのであれば、コア数/スレッド数の多いCore i7-9750Hを搭載するGCR1650GF7からの検討が妥当といった具合に検討していくといいだろう。
まずベンチマークから見ていく。ベンチマークは、「3DMark v2.11.6846」「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズベンチマーク」「CINEBENCH R20」「CrystalDiskMark 7.0.0」を実行した。グラフィックドライバーはGeForce 445.87 Driver。
3DMarkは、Time SpyとFireStrikeを実行した結果は下記のように、まずますの結果になった。ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズベンチマークの結果からも分かるように、フルHD環境であれば高いグラフィック設定で遊びやすい。もちろん、ゲームタイトルによってはフレームレートが不安定になりがちなのだが、最低減の設定変更で改善しやすいだろう。
ただVRAMは4GBとやや少なく、VRAM容量を必要とするゲームタイトルやVR系ゲーム/サービスは苦手。なんでもOKはOKだが、最高設定で遊べるタイトルは限られると思っておきたい。
また、6コア/12スレッドである場合のメリットは、ゲーム関連では特定タイトルでの動きがよくなるほか、ゲーム配信向きでもある。とくにNVIDIA Shadowではなく、OBS Studioなどを酷使しようとした場合だ。またZOOMやTeamsなどのビデオ会議用アプリケーションで、ホストで画面共有が多い場合にも処理に余裕ができる。
そこで次回は、実際にゲームをしている最中に配信ができるのかなどをチェックしていく。