ウェブライダーは6月2日、話を聞いてもらいたい人と「聞き手(クマさん)」をつなぐコンセプトコミュニティー「クマレル」のティザーサイトを公開し、先行案内の受付を開始した。7月上旬リリース予定のα版サービスの公開に先んじて、1000人の聞き手(クマさん)の事前登録を目指す。
クマレルは「話を聞いてもらいたい人(話し手)」と「話を聞く人(聞き手)」をつなぐマッチングプラットフォーム。すべての聞き手は「クマさん」と呼ばれ、話し手は相手が「優しいクマ」であるという架空の設定のもと、オンライン上で、リラックスしたコミュニケーションを行なう。コミュニケーションには、Zoomなどのビデオ会議アプリを用いる。誰かの悩みを聞いたり、誰かのアイデアの壁打ち相手になったり、さらには、誰かがつくったコンテンツに意見や感想を述べるなどの利用を想定している。
話を誰かに聞いてもらうことで自分の考えを整理できることがあるが、話を聞いてくれる人が見つからなかったり、緊張するという理由でハードルを感じる人も多いという。同社は、「1.リラックスして話せる」「2.優しくて、包容力が高そう」「3.その人なりの視点で、時々、鋭い意見をくれる」という3つの条件に当てはまる聞き手と出会えるサービスとしてクマレルを企画。「優しくて、温かくて、どこかゆるくて…、でも、大事なときには頼りになる」という、クマさんのような聞き手が集まるサービスを目指すという。
聞き手(クマさん)になり話し手の話を聞けば、話し手から聞き手(クマさん)に所定の報酬が支払われる。この報酬は30分で1000円から始まり、条件を満たせば、30分で3000円など、報酬を上げることもできる。なお、利用手数料として25%が引かれる。
「発信するのは苦手だけど、人の話を聞くのは好き」「人の話を聞くことで、新しい視点を手に入れたい」という人たちの新しい形の仕事として、クマレルは、世の中に新しい価値を生み出していきたいとしている。