ブラザー工業は6月2日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策活動支援のため、自社生産した不織布マスク5万枚を名古屋市に寄付したと発表。マスクは名古屋市内の介護保険施設に配布される予定という。
同社は、名古屋市瑞穂区にある瑞穂工場に、不織布マスク生産設備を導入し、5月22日から不織布マスクの自社生産を開始した。マスクはブラザーグループの事業活動継続のために使用し、一般販売は実施しない予定。社会貢献の観点から、ブラザーの生産拠点がある名古屋市と刈谷市に寄付すると発表していた。
6月2日に名古屋市役所で開催された贈呈式では、名古屋市健康福祉局長は「新型コロナウイルスの影響が続くなか、今後も必要とされる不織布マスクを自社生産のうえ、寄付いただけたことは社会的にも素晴らしいことと思う。大変感謝いたします」と述べ、感謝状を贈った。