楽天は2020年度第1四半期(2020年1~3月期)の決算説明会を開催。そのなかでモバイル事業についても、何点か言及がなされた。
課題となっているネットワークの構築については、事前に約束していた投資額の範囲内で進められていること、都市部での基地局開設がうまくいっているなど、順調であるとアピール。2021年3月に人口カバー率70%を実現すると数値を示した。
加入者については、新型コロナの影響でリアル店舗を臨時休業するなど、スタートダッシュに影響はあったはずで、また改善点はあるとしながらも、オンライン中心の申し込みであることから「予定どおり」と表現。年内の300万ユーザー獲得を目標としてユーザー拡大を進める。また、MVNOの楽天モバイルユーザーに対しては、ワンクリックで切り替えられるシステムを構築するなどして、MNOへの乗り換えを促進する。さらに黒字転換が可能になるポイントとして、700万ユーザーという数字も紹介された。