『VIVEPORTインフィニティ』VRアプリレビュー 第2回
気分はジェームズ・ボンド、でも死にまくりなVR脱出ゲー「I Expect You To Die」
2020年05月08日 13時00分更新
HTCが提供している「VIVEPORTインフィニティ」は、定額料金でVRコンテンツが遊び放題になるVRサブスクリプションサービスだ。月額1500円、年額プランだと、1か月あたり1000円で利用できる。
そんなVIVEPORTインフィニティのVRコンテンツを紹介する本連載、第2回となる今回は、VR脱出ゲーム「I Expect You To Die」を紹介する。VR×脱出ゲームという組み合わせは多々あれど、本作以上に人気がある作品はそうそうない。2016年にリリースされて以来、高い人気を誇っている1本だ。
プレイヤーは「007」のジェームズ・ボンドよろしくエージェントになり、任務へ向かう。ミッションはどれもこれも過酷……というより、1回ミスしただけで即死する、いわゆる“死にゲー”だ。とはいえリトライのローディングにはさほど時間がかからないため、快適にプレイできる。
任務は複数あり、それぞれシチュエーションが異なる。オフィスで映写機にリールを入れ、コントローラーで選択するとスタート。毒ガスがもうもうと立ち込める車庫から脱出する任務や、ビル清掃員になりすまし、窓の外から化学兵器を無効化する任務、はたまた宇宙や海底まで行くような任務も。
プレイヤー=エージェントが忍び込む先は、いずれも厳重なセキュリティーに守られている。辺りに落ちているナイフやライターなど、いかにも「使ってくれ」と言わんばかりのアイテムから、一見使えそうにないアイテムまでも駆使し、仕掛けを解いてどうにか任務を成功させていく。
クリアするまでには何度も死んでしまうだろうが、ひたすら繰り返して対処法を覚えていこう。試行錯誤しながらあの手この手でなんとか切り抜けていく、この手探りかつ一触即発の緊張感が楽しいのだ。
複数あるシチュエーションを素早くやり切るもよし、ひとつの面でじっくり考えながら最適解を見つけるもよし。
いろいろなオブジェクトはつかんだり投げたり以外にも、火をつけたり、混ぜたり、冷やしたり……と様々な使い方がある。「こんなこともできるの!?」と驚かされるシーンもあるので、色々と試してみてほしい。死にゲーゆえ、ちょっとだけ難易度は高めであるが、やりごたえのある作品だ。
なお、「I Expect You To Die」の価格はVIVEPORTでは2480円。VIVEPORTインフィニティに登録すれば、定額で本作を含めたVRコンテンツが遊び放題になる。詳細はこちらから。
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