このページの本文へ

ホロラボ、イトーキと共同開発のHoloLens 2とAzure Kinect DKを活用した遠隔3Dコミュニケーションシステム「HOLO-COMMUNICATION」をリリース、法人向けに提供開始

ホロラボ
2020年05月07日

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ホロラボ
3D 立体映像によるリアルタイム遠隔コミュニケーションシステムを提供

株式会社ホロラボと株式会社イトーキは、共同開発を進めている遠隔 3D コミュニケーションシステム HOLO-COMMUNICATION の HoloLens 2 と Azure Kinect Developer Kit 対応版の提供を開始しました。





2017 年から株式会社ホロラボ(以下、ホロラボ)と株式会社イトーキ(以下、イトーキ)で共同開発を進めている遠隔 3D コミュニケーションシステム HOLO-COMMUNICATION の HoloLens 2 と Azure Kinect Developer Kit (以下、Azure Kinect DK)対応版の提供を開始します。このシステムでは、遠隔参加者の前に設置した 3D センサー(Azure Kinect Developer Kit)により 3D 立体映像をリアルタイムで目の前に出現させ、音声やジェスチャーでコミュニケーションできます。2D による Web会議とは異なり、3D 立体映像で遠隔参加者の存在を傍に感じることができる、全く新しいスタイルの次世代コミュニケーション システムです。

中継サーバーの配置場所として Microsoft Azure クラウドサービスを採用しており、インターネット経由での配信や事前収録した録画映像の再生ができます。Azure Kinect DK は、Microsoft の最も優れた AI センサー(1MP ToF (Time-of-Flight) 深度カメラ、7 マイク アレイ、12 MP RGB カメラ、IMU)が搭載されているため、HOLO-COMMUNICATION に採用することで、これまでにないリッチな 3D立体映像の配信、コミュニケーションを実現できます。

■HOLO-COMMUNICATION 紹介ムービー





■提供内容について
ホロラボとイトーキは、リアルタイム人物 3D 立体映像の配信という最先端で全く新しいコミュニケーション スタイルのビジネスにおけるユースケースの発掘、活用事例の拡大と市場開拓に邁進していきます。今回このシステムを下記 2 つのプランで提案する形で、デジタルトランスフォーメーションや働き方改革に取り組むシステム導入を希望される企業の皆様と、自社のシステムに機能として組み込み活用したい開発会社の皆様へ、HOLO-COMMUNICATION を提供することにいたしました。

■提供形態
下記 2 つのプランの提供を行います。

【システム一式 提供プラン】
HOLO-COMMUNICATION システムを検証・デモ用途として導入を希望される企業向けプランになります。HoloLens 2 用 HOLO-COMMUNICATION アプリケーションと配信PC用アプリケーション、各企業に Azure 配信サーバーを提供 (月単位)、必要なハードウェアの選定支援をいたします。
自社や業界内での3D立体映像のニーズ調査や、自社サービスをこのシステムを利用して展示会で紹介したい企業を対象としています。(例:遠方勤務社員とのテレカンや、海外本社スタッフによる自社製品説明 等)

【システム一式+開発パッケージ 提供プラン】
Azure Kinect DK 及び HoloLens 2 のアプリケーション開発を行う企業向けプランになります。システム一式提供プランの内容(Azure 配信サーバーの提供は年単位)に加えて、ホロラボが開発した HOLO-COMMUNICATION システムの HoloLens 2 用 Unitypackage を提供いたします。
Unity プロジェクトに Unitypackage をインポートすることで自社アプリケーションに機能を組み込むことができます。3D 立体映像配信機能を新規開発することなく活用できますので、アプリケーションのメインとなるコンテンツに注力した開発ができます。

※システムを導入するにあたり必要となる機材 (PC、HoloLens 2、Azure Kinect DK) の調達支援も行います。(機材購入費用は別途掛かります)

■HOLO-COMMUNICATION の特徴


Azure Kinect DK を使った 3D 立体映像のリアルタイム配信(メッシュ生成した映像)
HoloLens 2 の Mixed Reality テクノロジーによる 3D 立体映像の臨場感のある投影
Azure クラウドサービスを活用することで、場所を選ばずいつでも利用可能
高性能な音声サービスを使用した遅延の少ない音声通信の実現




■必要機材
Microsoft HoloLens 2 : 1 台
Microsoft Azure Kinect Developer Kit : 1台
Windows PC : 1台(※)
[推奨環境]
 OS: Windows 10 64bit(Version1903で動作確認)
 CPU: Core i7 第7世代以降
 メモリ: 16GB 以上
 GPU: GeForce GTX970以降
※HOLO-COMMUNICATION 動作確認済 推奨PCについては下記をご覧ください。

■動作確認済 推奨PC
パソコン工房・グッドウィルを運営する株式会社ユニットコム(代表取締役:端田 泰三、本社:大阪市浪速区)から「iiyama PC」ブランド「SENSE∞ (センス インフィニティ)」「SOLUTION∞(ソシューション インフィニティ)」、HOLO-COMMUNICATION 推奨パソコンが発売されます。

HOLO-COMMUNICATION の重要なセンサーとなるAzure Kinect DKは、4KクラスのRGBカメラ映像と高解像度の深度情報など広帯域のデータをUSB伝送するため、ホストPCの選定が大きな課題となります。
ホロラボは同社ノウハウを元にパソコン工房様のご協力を得て、コストパフォーマンスに優れた機材の選定、評価検証を実施しました。お客様へは動作確認済みのホストPC環境を含めて提案します。
https://www.pc-koubou.jp/pc/holo_communication.php



今回の発表に伴い、下記のコメントを頂戴しています。(順不同)

株式会社イトーキ
先端研究統括部長 大橋一広

株式会社ホロラボ様と共同で研究開発を進める「HOLO-COMMUNICATION」の、 Microsoft 社の HoloLens2 及び Azure Kinect Developer Kit 対応版の発表を心より歓迎いたします。イトーキは、現実空間のオフィス開発と共に、IoT、AIを活用したデジタル空間とのシームレスなメディア環境をデザインしています。
ホロラボ様とメディア・コミュニケーション分野で連携を強化し、「働き方変革」の実現と、明日の「働く」をデザインしてまいります。

日本マイクロソフト株式会社
パートナー事業本部 ISVビジネス統括本部長 野中 智史 氏

日本マイクロソフトは、この度株式会社ホロラボ様の次世代遠隔コミュニケーションシステム 「HOLO-COMMUNICATION」リリースを心より歓迎致します。新たにリリースされた Azure Kinect Developer Kit と HoloLens 2 を組み合わせ活用することで、良質な音声サービスと共にリアルタイム配信可能な臨場感のある 3D 立体映像を投影することができます。また Microsoft Azure をご採用いただくことで、インターネット経由での配信や事前収録した録画映像の再生に加えて、場所や時間の制約にとらわれないコミュニケーションをすることができるため、お客様それぞれのライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が実現可能となります。
今後も日本マイクロソフトは、株式会社ホロラボ様との強固なパートナーシップを通じて、お客様のデジタルトランスフォーメーションの推進に貢献してまいります。

株式会社ユニットコム
代表取締役社長 端田 泰三氏

株式会社ユニットコムは、株式会社イトーキ様と株式会社ホロラボ様の「HOLO-COMMUNICATION」のリリースを心より歓迎致します。また推奨するパソコンとして弊社の「iiyama PC」をご採用いただきました事にお礼申し上げます。企業の働き方改革やグローバル化により遠隔コミュニケーションのニーズが高まる中、イトーキ様のオフィスソリューションに対するノウハウと、ホロラボ様の Mixed Reality(複合現実)とセンサーデバイスに対する高い技術力により開発された「HOLO-COMMUNICATION」は、新しいコミュニケーションの形を提供できるものと確信しております。
今後もユニットコムはイトーキ様とホロラボ様との連携により、「HOLO-COMMUNICATION」に最適なパソコンをご提供できるように注力してまいります。

HOLO-COMMUNICATION の詳細については、下記サイトをご覧ください。
https://hololab.co.jp/holo-communication/


株式会社ホロラボについて


株式会社ホロラボは、2017年1月18日(Microsoft社の「HoloLens」の日本での提供開始日)に設立された研究開発型の企業です。「Windows Mixed Reality」に代表される最新技術をいち早く使いこなし、より多くの人たちが体験できるよう、調査研究、システム・アプリケーション開発、啓発活動を行っていま す。2017年11月8日にMicrosoft Mixed Reality パートナープログラム認定を取得しました。詳細はこちら(http://hololab.co.jp)をご覧ください。

株式会社イトーキについて



株式会社イトーキは、1890年の創業以来、ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具、物流機器、ICT・映像音響機器、建材内装設備、ホーム家具など幅広いラインアップでさまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしています。2018年10月には、イトーキ自らの「働く」を変革し、新たな価値を創造するため、新本社オフィス「ITOKI TOKYO XORK」を開設。「自由」と「自律」の両立をキーワードに、働く社員の自己裁量を最大化し、一人ひとりが自らの働き方を自律的にデザインする新しい働き方に挑戦しています。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン