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キャンペーンでアプリが空前の安さ! 今だからDTMを始めよう!

2020年04月29日 15時00分更新

文● BUBBLE-B 編集●ASCII

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 空前の自宅待機モードの今、動画やコミックなどのさまざまなコンテンツが無料や割引になるというキャンペーンが大規模に行なわれている。筆者が長年やっている「DTM」(DeskTop Music、PCを使った音楽制作)に関しても同様で、多くのメーカーが期間限定のキャンペーンを実施中だ。家でやれることは限られているが、その限られている中のひとつがDTM。DTMを始めるならば今が絶好のタイミングといえる。

 これからDTMを始めようと思ってる人や、新たなプラグインを試してみたいと思ってる人向けに、現在開催中のキャンペーン情報をまとめた。

 なお、キャンペーンは期間限定となっているものもあるので、キャンペーンの終了日時には注意していただきたい。

まずはDAW! あの有名ソフトまでも!?

 DTMの核となるソフトといえばCubaseやLogicなどのDAW(Digital Audio Workstation、曲作りにおける一連の作業ができる一体型システム)。これがないと何も始まらない。

 通常であれば数万円もするようなDAWだが、今ではトライアル期間が普段より長めに設定されていたり、あるいは無料で提供されているものがあるので紹介しよう。

廉価版といえど必要十分な機能
Steinberg Cubase Elements 10.5

 DAWとして確固たる歴史と地位を持つ「Cubase」の廉価グレード、「Cubase Elements」が60日間無料となっている(通常価格は1万3000~1万5000円ほど)。

 これはSteinbergが行なっている「#Stay Home Elements Collection」というキャンペーンに含まれているもので、このキャンペーンにはDAW本体のCubase Elementsのほか、波形エディターの「WaveLab Elements」、譜面作成の「Dorico Elements」、そして各種音色のライブラリである「Absolute Collection」までもが含まれるという太っ腹なものだ。

 私は「Cubase Pro 10」を使用しており、音質や使い勝手の良さを感じることが多い。Cubase Elementsは廉価グレードと言えど、普通に使う分にはまったく不足はないだろう。

Cubase Elements 10.5の動作画面。上位版のCubase Pro 10.5とほぼ変わらない

 標準添付プラグインはインストゥルメント・エフェクトプラグインともにベーシックなものが取り揃えられている。特にインストゥルメントはHALion Sonic SE 3など1000以上のサウンドが用意されている。傾向としてはマルチで、生楽器の音も充実している。

 #StayHome Elements Collectionは5月15日(中央ヨーロッパ時間)まで開催。アクティベーション日から60日間無料だ。

■Steinberg「#StayHome Elements Collection」キャンペーンページ

EDMの王者・Skrillexも愛用
Ableton Live 10

 Skrillexなど世界中のダンスミュージック系アーティストが好んで使用し、その自由度と直感性からDAWの世界シェアでもトップクラスなのが「Ableton Live」。

 このAbleton Liveの3つあるグレードのうち最上級のLive 10 Suiteが90日間無料で使用できる。また、購入価格も期間限定(5月20日まで)で30%オフとなっている(通常価格は9万800円)。

Ableton Live 10 Suiteの動作画面。独特の操作性だが慣れるととても直感的だ

 最上級のSuiteというだけあってインストゥルメントは15種類、サウンドにして5000種類以上が用意されている。サウンドの全体的な傾向としてダンスミュージックで即戦力となるようなものが充実しており、使い方さえ覚えればかなりのものが作れるはずだ。

■Ableton Liveキャンペーンページ

Macユーザー向けのDAWといえばコレ
Apple Logic Pro X

 Mac専用となるが、Apple謹製DAWといえば「Logic Pro」。スッキリとしたUIはさすがAppleのデザインで、すんなりと使いこなすことができるはずだ。こちらも90日間の無料試用期間が提供されている。

Logic Pro Xの動作画面。シンプルでスッキリとしたUIだ

 Logic Pro Xの価格は2万4000円と競合の中でもリーズナブルだが、ライブラリーのサウンドは1500種類以上、そしてリズムやフレーズのループが3600種類以上も用意されており、すぐに曲制作に入ることができる。特に、Macに標準でインストールされているお手軽作曲ソフトの「GarageBand」とはUIで多くの共通点があり、GarageBandで慣れた人は何のストレスもなくLogic Pro Xに移行することができる。

■Logic Pro Xキャンペーンページ

スマホとPCでプロジェクトのやり取り可能
Roland Zenbeats

 iOSやAndroidのスマホとタブレットに加え、Windows・Macというパソコン版も用意され、それぞれが相互にプロジェクトをやりとりできるマルチプラットフォームが特徴のRolandの「Zenbeats」。

 こちらのiOS・Android版にて、追加ライブラリーや機能が使用できるようになる「iOS Unlock V1」「Android Unlock V1」が、通常だと14.99ドル(約1600円)のところ、期間限定(終了時期未定)で無料となっている。

ZenbeatsをiPhoneで動作させてみた。本格的なDAWだ

Zenbeatsのミキサー画面はこんな感じ

 Unlockさせることで、全てのバンドルに収録されている楽器やエフェクトがようになる。さらに約500MB分のサンプル素材も追加できるなど、かなり強力なモバイル環境DAWになる。

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