シチズン時計は4月23日、時を愉しむためのウオッチブランド「カンパノラ」の光発電エコ・ドライブを搭載したコレクションから、伝統技法「塵地螺鈿(ちりじらでん)」を用いた限定モデル「BU0024-02E」を発表。価格は37万4000円で、5月14日に発売する(価格、発売日ともに予定)。本モデルは数量限定となり、300本を予定している。
BU0024-02Eは、カンパノラのデザインコンセプトである「宙空の美」を漆黒と神秘的なゴールドを組み合わせて表現し、壮大な宇宙を時計の中にデザインした。日本の伝統技法である漆塗りに、貝の真珠層を散りばめた塵地螺鈿細工が施された6時位置のサブダイヤルが特長。宇宙船の窓から眺めた漆黒の宇宙空間に輝く星空や、ムーンフェイズにより夜空に浮かぶ月の満ち欠けを表現した。
また、古代アステカ風の文様で太陽を描いた12時位置のサブダイヤルは、針で日付を表示する。12時と6時のサブダイヤルを取り巻く様に電気鋳造で回転連続パターンを施し、あたかもふたつの次元をワームホールがつなぐような世界を作り上げた。定期的な電池交換が不要な光発電エコ・ドライブの中でも、文字板の見返し部分にリング状のソーラーセルを備えた仕様のため、このような多彩な文字板表現が可能となったという。さらに、シチズン独自の表面硬化技術「デュラテクトDLC」で加工した高級感のある艶やかな黒いケースは、すりキズに強いとしている。
バンドはワニ革、ガラスは無反射コーティングを施したデュアル球面サファイアガラスを使用。ケース径は43.5mm、厚みは14.8mm(設計値)。日常生活用防水機能を備える。