さくらインターネットは4月23日、データセンターを支える基幹ネットワークであるバックボーンネットワークにおいて、対外接続および拠点間接続の回線を増強したと発表した。
同社は、石狩(北海道)、東新宿・西新宿・代官山(いずれも東京)、堂島(大阪)の5つの自社で運営するデータセンターにおいて、インターネットインフラサービスを提供している。国内最大級の規模となるバックボーンネットワークは、日本国内の代表的なIXや数多くの大手ISPと北海道・東京・大阪で接続し、高い可用性とトラフィック配信能力を実現しているという。同社は2019年3月から2020年3月にかけて、トランジットおよびIXの増強を実施し、対外接続を520Gbps増強し、総回線容量が1.56Tbpsとなった。
国内大手IXの日本インターネットエクスチェンジが提供するトラフィックグラフによると、2020年4月は同年2月と比較し30%トラフィックが増加しているという。このトラフィック増加ペースは昨年の約3倍となっている。
同社は、このような状況を鑑み、今後も継続してバックボーンネットワークの強化に努め、ユーザーがより安心して利用できるインターネットインフラサービスの提供に尽力していくとしている。