プロの映像制作に用いられるハイエンドな動画撮影能力
キヤノン、広ダイナミックレンジと4K高速度撮影が可能な映画撮影カメラ「EOS C300 Mark III」
2020年04月21日 15時50分更新
キヤノン4月21日、映像制作機器「CINEMA EOS SYSTEM」の新モデル「EOS C300 Mark III」を発表。6月下旬に発売する。
ひとつの画素出力に対して異なるゲインで出力することで低ノイズのHDR動画を生成する新開発の4Kスーパー35mmのCMOSセンサー「DGOセンサー」を採用。明暗差の大きい環境でも、像ズレがなく、豊かな階調を持つ4K/60Pの高画質な映像を撮影することができるという。また、映像処理プラットフォーム「DIGIC DV 7」の搭載により、スロー再生時でも滑らかな映像表現ができる4K/120Pのハイフレームレート記録に対応。
従来機「EOS C500 Mark II」と同様にカスタマイズできるモジュールデザインを採用し、各種の拡張ユニットを装着できるほかドローン撮影などにも対応。また、マウントキットによりEFマウントから、EFシネマロックマウントやPLマウントに交換可能。価格はオープンプライス。
また、EFシネマレンズ「CINE-SERVOレンズ」シリーズのラインアップを拡充し、「CN10×25 IAS S/E1(EFマウント)」と「CN10×25 IAS S/P1(PLマウント)」を発表。7月上旬に発売する。8Kカメラに対応する光学性能と高倍率の10倍ズームを実現。焦点距離は、焦点距離25~250mmをカバーするほか、1.5倍エクステンダーをレンズ本体に内蔵し、37.5~375mmに切り替えることができる。
着脱可能なドライブユニットを採用し、ユニットを取り外すことでマニュアル操作も可能。CINEMA EOS SYSTEMと組み合わせることで滑らかなAFと高い追従性を可能とする「デュアルピクセルCMOS AD」が使用できる。価格はいずれもオープンプライス。