専用アプリいらずでデータ管理は見やすくわかりやすい
microSDカードを取り出してPCにファイルをコピー。フォルダ構造はわかりやすく、またファイル名も年月日時間という法則がありそう。うれしいのはOSを問わず、「専用アプリ」を使わなくても画像が確認できること。こういった前後ドラレコの中には「専用アプリでないと再生できない」「その専用アプリはOSを選ぶ」というものがあります。それだとSNSで動画をシェアしたい場合に、ファイル変換などひと手間がかかりますし、事故でトラブルになった際にドラレコ画像を提供しても、弁護士や保険会社など受け取った相手がすぐに再生できず作業が煩雑となるおそれがあります。
ファイルサイズは2分の動画で約70MBほど。PCで動画を見たところ、アクションカムに慣れた目からすると「コントラストが低い絵作り」に見えますが、忠実かつ白飛びも少ない画像といえるものです。イマドキの400万画素の2Kドラレコに比べれば、解像度は低くなるものの、近づけばナンバーをしっかりと確認できます。夜間もノイズは少な目で「枯れた技術だとしても、確実に動かすことを第一に考えている」という強い意志を感じました。
面白いのはメモリアルというフォルダにある写真画像で、これは走行距離1000kmとかの達成時に6枚の静止画ファイルを記録するというもの。こういった遊び要素は案外うれしいものです。
【まとめ】純正という安心感と
車種に合った使い勝手
ドラレコに何を求めるかは人それぞれですが、使い勝手と確実性という2点において純正ドラレコは確かな安心感を与えるもの。純正ナビをつけられている方なら、純正ドラレコを搭載するのはアリだと思います。その上で「さらに」という時に360度ドラレコや高画質ドラレコといったアイテムを備えるのがよいのではないでしょうか。