パスロジは4月10日、同社のセキュリティーソフトウェア「PassLogic」において、3月における発行ID数がおよそ3万6千件となったと発表した。前年同月の発行数のおよそ8倍にあたるという。
PassLogicはログインする際に入力するパスワードが毎回変わる「ワンタイムパスワード」をウェブブラウザーだけで実現する「トークンレス・ワンタイムパスワード」を提供。ブラウザーに表示される乱数表からユーザーがあらかじめ設定した「パターン」に沿って数字を抜き出して入力し、表示される乱数表がログインのたびに入れ替わるため入力する数字も毎回変化する。
同社では、今回の発行ID数の増加は新型コロナウイルス対策として多くの企業がサイバーセキュリティー対策を考慮に入れつつテレワーク導入を進めたことを示すとみており、PassLogicの累計発行ID数は123万件に達したという。