KDDIとソフトバンクは1日、昨年7月に合意していた、地方における5Gネットワークの早期整備を共同で推進する合弁企業を4月1日に設立。社名は「5G JAPAN」であることを発表した。代表にはKDDIとソフトバンクから1名ずつ、ネットワーク部門の幹部が就任する。
5G向けに現在割り当てられている3.7GHz帯やミリ波といった周波数はその特性から、全国でのエリア整備にはこれまで以上に多くの基地局の設置が必要となり、より大規模な投資や工事が求められる。そのため、基地局整備において事業者間での協力が重要となるが、その母体となるのが同社となる。5G JAPANでは、5Gネットワークの早期整備を進め、「日本の産業育成や地方創生、国土強靭化に貢献することで国際競争力の向上を目指す」としている。