家のすみずみまでネットを使いたいならコレを買うのがおすすめ!
高速なWi-Fi 6対応中継器で、遠くの部屋でも快適通信! 既存ルーターのWi-Fi 6にも活躍する「RE505X」を試す
2020年04月07日 11時00分更新
モード変更で中継器からアクセスポイントへと変身! 既存ルーターの最新規格化や、混んでいるチャンネルの迂回用に最適
RE505Xは基本的には中継器なのだが、実はモードを変更することでアクセスポイントとしても機能する。家の中で電波の届かないところはないけれど、Wi-Fiの速度には不満があるという、古いルーターを使っている人に朗報だ。
また、純粋にWi-Fi機器が多すぎて速度が低下してしまい、利用に問題が起こっているという人にもオススメ。アクセスポイントを増設すればWi-Fiの経路が増えるため、利用機器を分散できるからだ。1つのアクセスポイントに接続する機器が減ればそれだけ速度は向上し、イライラから解放される。
とりあえず既存のルーターを活用するためWi-Fi 6用のアクセスポイントとしてRE505Xを活用し、後日、Wi-Fi 6対応ルーターを購入した後で中継器として、もしくは、有線LAN機器をWi-Fi化するコンバーターとして活用する、というのもいいだろう。1台で何役もこなせるRE505Xだからこその柔軟な運用だ。
ところで、このアクセスポイントとしての性能はどのくらいなのだろうか。家で古いWi-Fi 5ルーター(867Mbpsまでの接続)を使っていることを想定し、Wi-Fi 5、Wi-Fi 6、有線LANの3つのパターンで速度がどのくらい変わるのかを調べてみた。
Wi-Fi接続で試したのは、マウスコンピューターの「G-Tune P5」。CPUにCore i7-9750H、8GBのメモリー、256GBのPCIe接続SSDを搭載するハイスペックなゲーミングノートだ。このノートPC上に共有フォルダーを作り、1Gbpsの有線LANで接続した別のデスクトップPC(Core i3-6100T、16GBメモリー、256GB SSD)から「CrystalDiskMark」を使ってストレージ速度として共有フォルダーをチェック。シーケンシャル速度から、リード/ライト時のビットレートを計算した。
なお、ノートPCから見た場合の速度と考えると、CrystalDiskMarkのリードは上り速度、ライトは下り速度となる。
早速、速度テストの結果を見てみよう。
結果は見ての通りで、Wi-Fi 5でも実測600Mbps近くまで速度が出ており、なかなかの速度だ。しかしWi-Fi 6ならさらに高速で、下り速度なら約857Mbpsまで出ている。有線LANと比べてもそん色ないレベルだ。
古いWi-Fiルーターで速度がイマイチだと感じているなら、RE505XでWi-Fi 6化すると、かなり改善されるといえるだろう。
お手軽、高速、多機能の3拍子そろった“使える”中継器
最後にざっくりと特徴をまとめると、プラグ内蔵でコンセントに挿すだけという「お手軽」さ、Wi-Fi 6対応で最大1.2Gbps接続が可能な「高速」性、中継器としてだけでなく、有線LANコンバーターやアクセスポイントとしても使える「多機能」性という大きく3つの特徴を持っているのが、RE505X。
わかりやすく簡単に設定ができるアプリも用意され、Wi-Fi設定は難しいものだと思っている人でも迷わず設定できるというのも魅力といえるだろう。
今後、Wi-Fi 6対応機器の増加は確実なだけに、離れた部屋でもWi-Fi 6を使いたい中継器目的の人はもちろん、気軽にWi-Fi 6を増設できるアクセスポイントとして使いたい人も、チェックして欲しい製品だ。