ウォッチフェイスからバンドまで、カスタマイズは自由自在
GARRETT HRはユーザーインターフェースも、まさに“カスタマイズし放題”なスマートウォッチだ。本体右側には、操作に使うボタンがリュウズを含め3つある。上下のボタンに任意のアプリを割り当ててダイレクトに呼び出せる。
ウォッチフェイスのデザインは、バリエーションがとにかく豊富だ。スマートフォンのWear OSアプリからでも種類を選べる。そして文字盤に配置するアプリ、機能へのショートカットや、インデックスなど細かな部品の色とデザインを決めたら、カスタマイズした設定内容を保存してFossil Appに登録すると呼び出しも素速くできる。
バンドの幅は22mmだが、メタルにレザー、シリコンまで素材や色もさまざまなフォッシル純正オプションが揃う。特別な工具を使わなくても、ユーザーが簡単に交換できるのがうれしい。
GPS内蔵のスマートウォッチなので、ランニングやアウトドアスポーツ系のアプリと相性もいい。本体も防滴設計としているため、汗をかくスポーツシーンで身につけても問題はないが、バンドはカジュアルな色と素材のものを組み合わせた方がスポーツウェアと着こなしのバランスが良くなると思う。
Google Fitアプリのアクティビティトラッキングや心拍数の履歴は、Wear OSの「タイル」機能に登録しておくと、ウォッチの画面をホールドして左にスワイプ、表示される画面で素速くモニタリングできる。
心拍数はセンサーをオンにしておくことで、バックグラウンドで常時モニタリングが可能。血圧測定など、健康管理や負荷のかかるスポーツのアクティビティトラッキングにも役立つ。
バッテリーモードは「拡張」にしておけば、心拍センサーをオンにしたままでもバッテリーの減りが抑えられるので安心だ。
マニア心をくすぐるスマートウォッチ。初めての1台としてもオススメ
正統派の腕時計らしい外観のGARRETT HRには、最先端のスマートウォッチに求められるテクノロジーがこれでもかと言うほど、余すところなく詰め込まれている。より深いところまでカスタマイズできる機能は、Apple Watchを含めて現在発売されている他社のスマートウォッチのレベルを凌ぐと言えよう。きっとコアなガジェットマニアのこだわりも満足させてくれるはずだ。
もちろん難しいことは考えずに、初めてのスマートウォッチをスタイリッシュに着こなしたり、ヘルスケアやアクティビティのトラッキング用途にも気軽に試してみたいという方にも、GARRETT HRは安心して使える完成度の高いスマートウォッチとしてオススメしたい。