このページの本文へ

カスタマイズし放題 !フォッシル最新世代スマートウォッチ「GARRETT HR」レビュー

2020年03月26日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ケースの左側面にスピーカーの音の出口を設けている。モノラルスピーカーだが結構な音量が出せる。ウォッチの内蔵メモリーに保存した音楽ファイルをGoogle Playミュージックアプリで再生してスピーカーで聴くこともできた

スピーカー内蔵により、ハンズフリー通話やGoogleアシスタントの操作が快適になる

 GARRETT HRのほか、フォッシルブランドの機種では同じく第5世代にあたる「CARLYLE HR」「JULIANNA HR」は、本体にスピーカーを内蔵している。スピーカーのために音の出口を設けながら、内部の機密性を高めて防滴性能も合わせて持たせた。

 もちろんマイクも内蔵されている。つまりはペアリングしたスマートフォンに着信した通話をウォッチで受けてそのまま通話したり、Googleアシスタントの操作も音声で可能になる。

 スマートウォッチにスピーカーが乗っていると、なにかと便利だ。例えば運転中にハンドルを握りながら通話したり、アラームやタイマー、外国語翻訳の結果なども画面表示と音声の両方を頼りに手首の位置で確認できる。

 GARRETT HRには8GBのストレージが内蔵されているので、メモリに保存した音楽をウォッチで再生して内蔵スピーカーで聴くといった使い方も、自宅にこもって作業をする時には意外と役立った。

 音楽再生に関してはもうひとつ、本機にプリインストールされているSpotifyアプリの便利な使い方を紹介したい。

 今のところスマートウォッチ向けのSpotifyアプリは、ウォッチの内蔵メモリーに音楽コンテンツをキャッシュできなかったり、スマホ版のアプリよりもやや使い勝手に劣る。ただペアリングしたスマホでSpotifyを再生している時には、ウォッチがリモコンの代わりになるので、外出先ではバッグやポケットの中にスマホを入れたまま音量や曲送りの操作ができて便利だ。

スマートスピーカーで再生中のSpotifyの楽曲コントロールがスマートウォッチから行える

 家の中では、Spotify Connectに対応するワイヤレススピーカーにWi-Fi経由で接続して、GARRETT HRでSpotifyを起動して聴きたい曲を選択、再生後はリモコンにもなる。

 スマートスピーカーに声をかけたり、近寄らずに操作ができるところがメリットだ。他のスマートデバイスによる音楽再生が、スマートウォッチを組み合わせると格段に快適さが増すことを覚えておきたい。

カテゴリートップへ