このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

3月20日発売の新機種、フィボナッチ数の配列パターンで“いい高域”

ハイコスパなスマホゲーマー向けイヤホン登場、動画やゲームに最適な高級イヤホン「AZEL」を聴く

2020年03月23日 17時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 人気のイヤホンブランドAZLAの新製品「AZEL」(アゼル)が、3月20日に販売開始となった。市場価格は6000円台半ばという、AZLAとしてはエントリー価格帯の製品である。ダイナミック型ドライバーを1基採用しているが、これは自社開発で直径8mmの金属製振動板を使っている。これによって4Hz~60kHzまでの広い周波数帯域をカバーできるとする。

価格帯から考えれば、非常に充実した質感と付属品

 外観で特徴的なのは、イヤホン先端のフィルターにフィボナッチ配列のパターンを採用した点だ。このデザインは他社製品でも採用されたことがあるが、なかなか珍しい設計だ。フィボナッチ配列は、ヒマワリや松ぼっくりの種の付き方など自然界にもよくみられる文様のパターンで、一定の面積の活用に効率が良いとされている。

 これをフィルターに採用すると、空気が均等かつきれいに流れる効果があるようだ。AZELにおいては高音域を滑らかに再現する効果があるという。

 AZLAは今まで、二重構造の丸みを帯びた筐体デザインをトレードマークとしてきたが、AZELでは一般的なイヤホンのデザインを採用したのもポイントだ。筐体は金属ブロックから切削加工したもので、表面にヘアライン加工がなされている。色は「Beluga Black」(黒)、「Oyster Gray」(灰色)、「Forest Green」(緑)、「Dakota Red」(赤)の4色が用意されている。

 ケーブルは交換できないが、4芯で専用設計の銀コート銅線が採用されている。輝くような皮膜処理と編み込みが美しい。外観には価格以上の高級感があると感じられる。

 付属品としては、装着感が良く好評の“SednaEarfit Light Short”イヤーチップが6種類(SS/S/MS/M/ML/L)付属する。耳にきちんと適合したサイズのイヤピースを使うことが音質を最大限に引き出すコツでもあるので、大きな長所と言える。

 また、金属製の左右イヤホンユニットが擦れて傷つくことを防ぐために、専用のポーチのほかに小型ポーチ(カバー)が2つ付属していることもなかなか珍しい。

 実際にデモ機を試聴してみると、優れた装着感だ。SednaEarfitの効果もあり、ぴったりと耳におさまりやすい。軽量なので長時間装着していても不快感は少ないと感じた。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン