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JAEPO2020レポート 第1回

初音ミクと一緒に踊れる新作音ゲー! JAEPO 2020 タイトーブースレポート

2020年02月08日 10時00分更新

文● 高橋佑司/ASCII

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 2月7日~2月8日にかけて、「ジャパン アミューズメント エキスポ2020」が、千葉・幕張メッセで開催している。アーケードゲームや遊具など、ゲームセンターまたは遊園施設で楽しめる機器を中心としたイベントだ。

 本イベントの「タイトー」のブースでは、最新作のリズムゲームをはじめ、スマホゲーム「星のドラゴンクエスト」とコラボしたメダルゲームなどが出展された。

パートナーキャラと手と手でタッチする「テトテ×コネクト」

 タイトーブースで大きく注目を集めていたのが、新作リズムゲーム「テトテ×コネクト」。本作は大型のタッチディスプレーを用いたゲームだが、ディスプレーに映った相棒のキャラクターと、手を合わせるようにタッチしながらリズムを奏でていくのが特長だ。

テトテ×コネクトの筐体

「手と手」を合わせる、つまり「テトテがコネクトする」というのが名前の由来なのだという。会場で実際に試遊ができた。

今回は特別デザインの手袋をつけてプレイ。なお本稼働時は別に手袋が必要というわけでもないようだが、なんだか特別感があって嬉しい

かわいい女の子からイケボなゴリラまで、個性豊かな8人のキャラクターから1人をパートナーに選んでプレイする

今回は元気いっぱいな「ドロシィ」ちゃんをパートナーに選んでプレイ

踊るパートナーの手の位置にノーツが表示されるので、これらをリズムに合わせてタッチしていくゲームだ

キャラクターの手の位置がプレイヤーから届きやすいように、最初に身長を設定して位置を調整する

 操作としては、「ディスプレーにポンと触れるだけ」「矢印の方向へスワイプする」「タッチしたまま一定時間保つ」「タッチしたままガイド線に合わせて画面をなぞる」の4種類。

 ノーツの色は赤と青があり、赤が左手用・青が右手用のようだが、プレイしてみた感じでは、色が異なる手でも普通にタッチできるようだ。

 楽曲は、テトテ×コネクトのオリジナルソングに加え、人気のボーカロイド楽曲やアニメソング、J-POP、「東方Project」のアレンジ楽曲なども収録されている。

 楽曲の難易度は、「スタンダード」「エキスパート」「アルティメット」の3種類。曲の難易度は「Lv」で表示されている。

曲と難易度を選んでプレイ

実際にプレイしてみると、筆者が初心者なのもあるが結構難しい。最初はノーツを追うのに精いっぱいで、パートナーのキャラを見る余裕がない……

しかしだんだん慣れてくると、パートナーのダンスを見ながらノーツを追えるように。手を合わせることで、一緒に踊っているようで楽しくなってくる。コンボを重ねることで「すごいすごい!」といったように褒めてくれるのも楽しいポイントだ

終了時に一定スコアに達していればその曲がクリアとなる。ちなみに、リズムゲームでは序盤に失敗しすぎると途中で失敗になり、曲が終わってしまうものもあるが、テトテ×コネクトでは必ず最後までプレイできるようになっているので、こういったゲームが苦手な人にも嬉しい

 パートナーの存在感が非常に大きいテトテ×コネクトだが、パートナーにはアクセサリーアイテムを装着させて見た目をカスタマイズできる。新たなアイテムは、ゲームプレイで手に入るポイントを消費して入手可能だ。

 アイテムは頭や腕、背中などに付けられる。また、必要ポイントは高いが、衣装もチェンジできる。

帽子やブレスレット、羽などいろいろ装着できる。コーディネートしたらくるくる回してキャラクターを眺めてみよう

必要ポイントは多いが、衣装をチェンジすると印象ががらりと変わる

「ランダム選択」で勝手に全身コーディネートもしてくれる。どうなるかは運しだいだが……

 また本作では、リズムゲームとしては異色な「マルチプレイ」機能も搭載している。マルチプレイでは、最大4人でプレイし、それぞれ選択した楽曲を連続でプレイ。全員のスコア合計が一定値に達すると、ボーナス楽曲のプレイが可能になるという。

最初にシングルプレイかマルチプレイか選べる

4人で同時に楽曲をプレイしている様子

連続で楽曲をプレイし、合計スコアで目標を達成できるとボーナス楽曲に突入

 「パートナーと一心同体で楽しむ」という、新感覚のリズムゲームであるテトテ×コネクト。アカウントを持っていれば、例えば2日連続でプレイした際に「昨日も来てくれたね!」みたいなことを言ってくれたり、誕生日を設定すればパートナーが祝ってくれたりと、キャラクターへの愛着がわくようなゲームになっているという。

 本格稼働すれば、「今日も俺のドロシィちゃんに貢ぎに行かなければ……」と思わず毎日ゲームセンターに足を運んでしまいそうな、恐ろしいゲームである(※個人の感想です)。
 


 またそんなテトテ×コネクトでは、なんとあの電子の歌姫「初音ミク」とのコラボも発表された。コラボによって、パートナーとして初音ミクが選択できるほか、初音ミクモチーフのアクセサリーが登場したり、有名ボカロPとのコラボ楽曲も登場するようだ。

初音ミクをパートナーとして選べる! 大型ディスプレーで踊る彼女と手と手をコネクトしよう

 テトテ×コネクトのリリースは、2020年秋を予定しているとのこと。既存のリズムゲーマーももちろん、キャラクター好きな人も要注目のタイトルだ。

「星ドラ」の新作メダルゲームなども出展

 さらにタイトーブースでは、スマートフォンアプリ「星のドラゴンクエスト」をもとにしたメダルゲーム「星のドラゴンクエスト キングスプラッシュ」も展示していた。

カラフルなスライムたちが囲む中央の高台にはキングスライムが回る。ドラクエの世界観を盛り込んだメダルゲーム

 「星のドラゴンクエスト キングスプラッシュ」では、アプリ版の「星のドラゴンクエスト」と連携した機能が盛り込まれている。「星のドラゴンクエスト」内でフレンド登録などで使用するQRコードを読み込ませることで、1日1アカウントに1回、無料でメダルをゲットできる抽選が可能なのだ。

アプリの星ドラのQRコードを筐体に読み込ませる

これによりルーレットができ、最大で50枚のメダルが無料で手に入る

 本機能をきっかけに、普段アプリをプレイしているユーザーなどが来店することを狙っているとのこと。また、現在はアプリの星ドラとのコラボ機能はこのメダル抽選のみになるが、のちにはさらなる展開もしていきたいという。

 「星のドラゴンクエスト キングスプラッシュ」のリリースは、2020年中を予定している。

ガンアリーナCE

 そのほか、タイトーブースでは、ガンシューティングアトラクション「ガンアリーナCE」などを含めた各種アーケード機器を設置していた。

 個人的に気になったのは、“家庭用”のレトロアーケード筐体「ARCADE1UP」。アーケードゲーム筐体を4分の3サイズで再現したもので、個人で購入できる製品だ。希望小売価格は4万5100円。

個人でも購入できる「ARCADE1UP」

懐かしの「スペースインベーダー」などがプレイできた

 意外と手の届くお値段で、レトロゲームマニアな人にはおすすめかもしれない。AmazonなどのECサイトでも取り扱っているので、気になった人はチェックしてみてはいかがだろうか。

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