約6000円安くなった第9世代インテル® Core™ i5-9400FプロセッサーとGTX 1650で決まり!
と、ここまではストVの手に入れ方やエディションについて説明してきたが、ここからは快適にプレイできるPCのスペックを紹介したい。まずは最もお得な構成で組める「自作PC」という自分で作るPCのスペックから紹介しよう。CPUはノートPC用と若干型番が異なるが、GPUはノートPCでもデスクトップPCでも同じ型番なので、メーカー製PCを購入する場合の参考になるはずだ。
まず、ゲーム内の演算を担当するCPUは第9世代インテル® Core™ i5-9400Fプロセッサー。6コア/6スレッド駆動とひと昔前のPCと比べると非常に快適な性能が得られる。また、内蔵GPU機能を省いたモデルで初出価格は2万3600円前後だったが、現在では1万7600円前後まで値下がっているのでお買い得感が高い。
そのCPUから演算結果を受け取って、ゲーム画面の描画を担当するGPUはGeForce GTX 1650。NVIDIAの最新GPU、「GeForce GTX 16シリーズ」の末弟だ。
いずれもそのジャンルの中では、真ん中ぐらいの性能に位置する、いわゆる「ミドルクラス」と呼ばれる価格帯にいるモデルとなる。ゆえに、だいぶコストパフォーマンスを意識した組み合わせなのでオススメだ。
ストVを快適に動かす自作PCの主な構成 | |
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CPU | 第9世代インテル® Core™ i5-9400Fプロセッサー(6コア/6スレッド、2.9~4.1GHz) |
マザーボード | Intel H370チップセット搭載マザーボード |
メモリー | DDR4-2666、8GB×2 |
GPU | GeForce GTX 1650 |
ストレージ | 1TB SSD、NVMe M.2 |
OS | Windows 10 Pro 64bit版(November 2019 Update) |
電源ユニットの容量やPCケースは「お好みで」と言った感じだが、デスクトップPCを買う時は上記のスペックを参考にしてほしい。正直、ストVの推奨環境はCPUが「Intel Core i5-4690K @3.50GHz、またはAMD FX-9370」、メモリーは「8GB RAM」、グラフィックは「NVIDIA GeForce GTX 960、またはAMD Radeon R7 370」とあるので、フルHD解像度でプレイするぶんにはもっと低いスペックでも快適に動くだろう。
しかし、ストV以外のゲームをやりたくなった時でもフルHDである程度快適にプレイしたいなら、最新の第9世代インテル® Core™ i5プロセッサーとGeForce GTX 16シリーズの組み合わせが最適解となる。メモリーも8GB×2のパッケージが最もコストパフォーマンスがいいし、ストレージもいまや1TB SSDが1.2万円前後で買える時代。上記構成でうまく電源ユニットとPCケースを選べば、OSを入れても10万円以内に収まるはずだ。ちなみに、第9世代インテル® Core™ i5プロセッサー単品もキャンペーンの対象製品なので、対象期間中に購入すればストVが無料でもらえる。
PC版ストVがフルHDの最高画質で超快適に遊べた!
さて、早速このスペックの自作PCでストVを遊んでみた。ゲーム内の「OPTIONS」にある「グラフィック設定」で、解像度をフルHD(1920×1080ドット)、画面品質を「最高」にしたところ、ゲームの快適さを表す指標である「フレームレート」(=1秒あたりのフレームの数、単位はfps)は、ストVの上限である60fpsにずっと張り付いており、かなり快適だった。ロード時間でイラつくこともなく、これならガンガン練習できそうだ。
さすがに解像度を4K(3840×2160ドット)に設定すると、フレームレートは30fps程度まで落ちたが、画面品質を「中」まで落とすとようやく60fps張り付きに戻った。とはいえ、ラウンド開始直後に画面に大きく「FIGHT」と表示されるところでは、急激にフレームレートが30fps程度まで下がって妙に画面がカクついたので、4Kで快適にプレイする場合はもっとGPUのグレードが高いものを使ったほうが良いだろう。