確定申告、個人事業主が年内にできる節税対策まとめ

2019年12月27日 11時00分更新

松下典子　編集●飯島恵里子／ASCII

提供: 弥生

「確定申告」ってなんだっけ？　もう一度おさらい

　確定申告とは、毎年1月1日から12月31日までの所得を計算して、自分が納める税金の額を算出し、申告書類を提出する手続きです。家族構成や業種によって、生活や事業にかかる費用は異なります。そこで、公平に所得税を徴収するために、かかる費用などを自己申告するための制度です。

　ライターやフォトグラファー、デザイナーなどフリーランスの場合、クライアントからの報酬は源泉徴収され、あらかじめ所得税と復興特別所得税が差し引かれているので、もし税金を払いすぎていたら還付が受けられます。

確定申告をザックリ説明すると
1月1日から12月31日までの帳簿のまとめ

　所得税は、1年間の収入から経費や控除を引いた金額に対して、課税されます。つまり、経費と控除が多ければ所得税額は少なくなるということ。2019年分（令和元年）の「所得税の確定申告期間」は2020年2月17日から3月16日ですが、経費や控除の対象になるのは、2019年1月1日から12月31日までに、支払った金額です。2019年分の所得税を抑えるには、経費での物品購入や控除を受けられる保険への加入などを、年内に済ませておく必要があります。