DMM GAMESが2019年12月19日に発売予定の「アンセスターズレガシー」は、中世ヨーロッパが舞台のPS4用戦略シミュレーション(RTS)。価格は通常版4800円(税別)、デジタルデラックス版5980円(税別)を予定している。
発売を二週間後に控えた12月5日、同社は関係者向けイベント「アンセスターズレガシー決起会 ~バイキングの集い~」を西荻窪にあるブリティッシュパブ「The Old Arrow(以下オールドアロウ)」で行なった。
イベントではすべての参加者に「アンセスターズレガシー」をイメージして作られたバイキング風のニット帽が配布(&着用を義務付け)され、まさに「バイキングの集い」といった様相。本稿ではとてもユニークな決起会の様子をレポートする。
イベントが始まると、「アンセスターズレガシー」のプロデューサーを務める“バイキング早稲田”こと早稲田誠プロデューサー(以下、早稲田P)がバイキングのコスプレで登場し、本作の魅力を紹介した。
本作は中世ヨーロッパの史実を舞台にした「血生臭さ」と「泥臭さ」がウリの骨太のRTS。中世ヨーロッパをテーマにしたよくあるゲームのような、かわいい美少女やキラキラした魔法などは一切登場しない。
手に持った剣や斧で、目の前の敵とひたすら戦う、男のためのゲームだ。この世界観を表現するためにつけられたキャッチコピーは、「襲撃、略奪、死闘 血湧き肉躍る究極のRTS」。まさに本作にピッタリの表現だ。
ゲームモードはシングルプレイとマルチプレイの両方を楽しめる。シングルプレイは4つの勢力のそれぞれに2人ずつのキャラクターが用意され、史実に基づいた全40ものシナリオを進めてゆく。対戦プレイが苦手な人でも、十分楽しめるボリューム。
早稲田Pがひとつ目に挙げた「アンセスターズレガシー」の特徴は「遊びやすさ」だった。本作はすでにPC版が発売されているが、PS4のコントローラーでもストレスなくプレイできるように、サークルメニューのようなUIが採用されている。
また、戦場を駆け回る各ユニットの選択はボタンの押下回数で操作できるのも親切だ。会場内に設置されていた試遊台でプレイしたところ、とてもわかりやすく感じた。
注目のポイントとして早稲田Pが紹介したのは、ユニットを構成する兵士たちのアニメーション。「アンセスターズレガシー」は戦場に大勢のキャラクターがユニット単位で行動しているため、画面を一見すると群衆がチマチマと動いているように見える。しかし、視点をズームさせて兵士個人にフォーカスすると、それぞれが武器と盾を持って一生懸命戦っていることに感心する。
早稲田Pによると、それぞれの兵士の動作はモーションキャプチャーで作られており、なんと全600種類のアニメーションが用意されているそうだ。本気で攻略するときは広い俯瞰視点で戦場を把握し、決戦時にはズームして兵士たちの激闘を見ながら遊ぶと迫力を感じらる。
紹介の最後に早稲田Pは、デジタルアートブックとサウンドトラックが収録された特別な「デジタルデラックス版」の内容を発表した。価格5980円(税別)で発売される特別版には、ゲーム内に登場するイラストや設定資料、背景画、制作チームによる解説、ゲーム内のBGM全35曲が収録された豪華版。
通常版が4800円(税別)なので、たったプラス1180円でこれだけのコンテンツが楽しめるのは嬉しい。どちらを購入するか迷っているならば、デジタルデラックス版をオススメしたい。
決起会の会場に使われた「オールドアロウ」とは!?
イベント会場の「オールドアロウ」は、東京の西荻窪にあるブリティッシュパブ。店内の雰囲気や料理、飲み物などが「アンセスターズレガシー」の世界観とマッチしているという理由から選ばれた店だ。早稲田Pは「欧州のパブの雰囲気にかなり近く、料理も美味しいから使わせていただきました」とコメント。
その言葉の通り、店内は「アンセスターズレガシー」のビジュアルに描かれていそうな装飾品でデコレーションされていた。決起会で振る舞われた数々の料理も美味だったので、西荻窪に足を運んだ際にはぜひお立ち寄りください!
場所:東京都杉並区西荻北 3-14-2 深山ビルB1
営業時間:平日18:00~24:00、土日祝月15:00~24:00(日、祝月は23:00閉店)
定休日:火曜日