小型のミドルタワーケースだが
ハイエンドビデオカードを搭載できる
110R TGは奥行き短いため、対応マザーボードはATXサイズまでになるが、カード長は330mmまで対応するため、3連ファンVGAクーラー装備のハイエンドビデオカードの搭載も問題ない。
ただ、330mmはフロントにファンやラジエーターを使用しない場合になる。ファンは取り付け位置をずらすことで対応できるが、水冷を導入する際は、ビデオカードの長さに注意したい。
奥行きが418mmになる110R TG。最大330mmまでのカード長に対応する
ATXマザーボードを取り付けてみると、上下はかなりギリギリだった。トップのケースファンは、マザーボードの固定と、CPU12Vケーブルの接続完了後に取り付けるのが良さげだ
裏面から2.5/3.5インチシャドウベイと、2.5インチ専用シャドウベイにアクセス。ケーブルの裏面配線スペースは、約15mmが確保されている
最近のPCケースでは貴重となるフロントの5インチベイだが、110R TGは取り外し可能になっている。取り外すことでのメリットは、あまり見えてこないが、フロントラジエーターの取り付けに、若干だが余裕ができるので、取り回しが楽になりそうだ。
また、ボトムに備わっている2.5/3.5インチシャドウベイも取り外しできる。シャドウベイを取り外すことでボトムスペースに余裕ができるので、本格水冷のポンプやリーザータンクも搭載できそうだ。
5インチベイは取り外しできるようになっている。ただ、メリットはフロントラジエーター取り付け時に、余裕ができる程度だ
ボトムの2.5/3.5インチシャドウベイには、樹脂製トレイが採用されている
シャドウベイのネジと、ボトムの4カ所のネジを外すことで、シャドウベイの位置変更や、取り外せる
120mmファン×3搭載時は、シャドウベイの位置をずらすことで対応。電源ケーブルがかさばるときは前方に取り付ければオッケーだ
シャドウベイを取り外すことで、ボトム部のスペースが大きく取れる。本格水冷のポンプ設置スペースに良さげだ
マザーボードトレイ部には、2.5インチシャドウベイが2基備わっている
フロントパネルを外した状態。フロントには120mmファン×3基を搭載できる
フロントには、280mmサイズのラジエーターを装備できる。なお、110R TGに限らず、フロント設置時はウォーターブロックの取り回しが、やっかいになる点は覚えておこう