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付属の充電器をUSB PD対応に置き換えて快適なスマートライフを!

2019年12月23日 10時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●ASCII

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 いま「USB Power Delivery(以下、USB PD)」対応充電器が増えています。その理由は単純明快。USB PD対応機器であればスマホ、タブレット、ノートPC問わず利用できて、かつ高速に充電できるからです。というわけで、本記事ではUSB PDとはどんな技術で、どのようなメリットがあるのか解説した上で、すぐに使える具体的な対応製品もご紹介しましょう。

最近よく目にするけど
USB PDってどんな規格?

 USB PDはより高出力な電力供給を可能にするために策定された規格です。USB 2.0では2.5W、USB 3.0では4.5W、USB Battery Charging 1.2では7.5Wまでと電力供給量が決められていましたが、USB PDでは最大100Wに対応しています。

 最大100Wまでの電力供給に対応しているUSB PDですが、すべての機器に対して電力を最大出力で供給するわけではありません。USB PD対応充電器、ケーブル、デバイスを接続すると「ネゴシエーション(認証)」が実施されます。それに成功してはじめてUSB PDによる最適な給電が行なわれるので、安全性が確保されているわけです。

 USB PD対応充電器、モバイルバッテリーには、出力の欄に対応している電圧(V)と電流(A)が記載されています。上記の場合は5V/3A、9V/3A、12V/2.5A、15V/2A、20V/1.5Aに対応しており、USB PDによる最大電力は30Wということになります

USB PDのメリットはほかにもある

 USB PDのメリットは充電の早さだけではありません。最新のUSB PD 3.0では、「PPS(Programmable Power Supply)」というオプション機能があり、電圧と電力を小刻みに調整します。これにより充電時の発熱や変換ロスを最小限に抑えてくれるのです。

 また、元々USB PDは電力の方向は固定されていませんでしたが、「FRS(Fast Role Swap)」という機能が搭載され、給電側と受電側を瞬時に入れ替えることが可能になりました。

 USB PD 3.0のオプション機能で注目しておきたいのが「C-AUTH(USB Type-C Authentication)」。これは粗悪品や悪意のあるデバイスを排除するための機器間認証機能。USB規格を管轄する非営利団体「USB-IF」から正式に認証を取得した機器であることを見分けるために、公開鍵、秘密鍵、電子証明書による認証技術が採用されています。

 具体的には、たとえばC-AUTH対応機器間でケーブルがC-AUTHに非対応品であった場合には、USB PDによる充電を行なわないことで、発火や故障などの事故を防いでくれます。これからUSB PD対応製品を購入する場合には、USB PD 3.0に対応しているかどうかを確認することをオススメします。

 USB PD 3.0に対応している製品であればパッケージの製品仕様の欄に「PD3.0」などと記載されているので、必ずチェックしましょう。

いまオウルテックが推している
「OWL-ACPD1C18」

 スマホ、PC用周辺機器、アクセサリーを数多く販売しているオウルテックがいま推している充電器が、USB PD 3.0に対応した「OWL-ACPD1C18」。本体サイズは29×44×39mm、重量は約48gと小型・軽量ながら、最大出力18W(5V/3A、9V/2A、12V/1.5A)のUSB PDによる電力供給に対応したスマホ、タブレット用充電器です。折りたたみプラグを採用しているので、コンパクトに持ち運ぶことができます。

 もちろん安全面に配慮されており、過電流保護機能、過電圧保護機能、短絡(ショート)保護機能を搭載。過電流・過電圧・短絡発生時に出力電流を停止する安全機構が組み込まれています。また企画、設計検証、製造管理を日本国内で行なっており、保証期間も2年間と手厚いサポートも本製品のウリです。

「OWL-ACPD1C18」直販価格2680円

 小型、軽量設計が魅力のUSB PD 3.0充電器。カラーはブラックとホワイトの2色が用意されています。

電源プラグは折り畳み式

5V/3A、9V/2A、12V/1.5Aと最大出力18WのUSB PDによる電力供給に対応

実測重量は約47.9g。ズボンの前ポケットに入れておいても気にならない軽さです

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