シャープが11月26日、空気清浄機になるエアコン「エアレスト(Airest)」を発表しました。8畳空間を5分ほどで清浄するといいます。12月19日発売、市場想定価格22万円前後から。
空気の吸い込み口すべてを集じん脱臭フィルターで覆ったことで、「集じん効率70%以上、騒音値55dB以下」という空気清浄機の業界基準(JEM1467)を達成。集じんフィルターがカビ発生の原因となるホコリや菌を除去するため、エアコン内部の清潔も保てるとしています。
フィルターをつけても風量を低下させないよう、空気清浄機に搭載している強い吸じん力を実現するシロッコファンを応用した4連シロッコファン構造を採用。空気清浄機と同様にホコリ/ニオイセンサーで室内の空気の汚れ度合いを色で表示する「キレイモニター」も搭載します。
さらにエアコン内部のカビ対策として、エアコン本体の熱交換器を吹き出し口付近に配置する新構造を採用。これでエアコン内部の内部の湿度上昇をおさえ、湿度を室内とほぼ同等に保てるようになったため、結露の発生を防ぎ、カビの発生を抑制できるとしています。
気流制御には、同社独自の上下両開きロングパネルを使用。大きなパネルを、冷房時には風が直接体にあたらないよう上開きにして天井へ風を持ちあげ、暖房時には風をおさえこんで足もとへ暖かい風を届けるため下開きにする仕組みです。
スマホアプリ「COCORO AIR」を使った通信・学習機能としては、利用者が好む設定温度や気象予報に合わせて、クラウドAIが自動で設定温度を調整する「睡眠制御」機能を搭載。また暖房運転時には気温や日射量の変化をもとに室温環境を予測して、室温が上がる前にあらかじめ暖房運転を弱める「日中制御」機能も搭載します。