2in1にしてはインターフェース充実、性能も高め
Vpro対応Core i5搭載、タブレットとしてもガッツリ運用できる着脱式2in1ノートPC (2/2)
2019年11月15日 09時00分更新
着脱式ながらバックライト内蔵のキーボード
キーボードは着脱式で極薄ながら、上面がメタリックな素材でできており思った以上に剛性は高い。一部のキーを除きキーピッチも約19mm程度あり、キーストロークは浅めながらもタイプしやすく感じた。
さらに、キーボードにはバックライトが内蔵されており、暗所でキートップの文字が光るため、各キーを認識しやすいのも嬉しいところ。プレゼンのときなど、照明を落とした室内で使用する際に重宝しそうだ。
個人的に好感を抱いたのが、キーボード奥側にバー状のマグネットが内蔵されている点。このマグネットをディスプレー前面にピタッとくっつけると、キーボード奥が少し持ち上がって傾斜がつき、机の上などで使う際にキーをタイプしやすくなる。細かい部分だが、使い勝手を高める工夫が施されているのは評価できるポイントだ。
タッチパッドはボタン一体型で操作スペースに余裕があり、ジェスチャーなどがしやすいのが特徴。カーソルの追随性やクリックボタンの反応などもよく、細かい操作がしやすかった。
Thunderbolt 3など、かなり充実したインターフェース
インターフェースは、タブレット部左側面にユニバーサル オーディオ ジャック、ボリューム コントロール、nanoSIMカードスロット、microSDカードリーダー、Thunderbolt 3(電源供給およびDisplayPort対応、USB Type-C)×2基が、右側面にUSB 3.1(PowerShare対応)とNoble Wedgeロックスロットを搭載。今回試したセキュアタイプの場合は、それに加え左側面にスマートカードスロットが搭載されていた。
キーボード分離型の2in1タイプにしては、インターフェースがかなり充実しているといった印象。とくにUSB Type-Aポートを装備しており、従来のUSB機器をアダプターなしで使用できるのはありがたい。Thunderbolt 3対応ポートが2基搭載されているのも評価できる部分だ。
気軽に持ち運べて快適に作業できる2in1タイプ
Latitude 7200 2in1は、薄型軽量な本体に第8世代Coreプロセッサーや充実したインターフェースを搭載しており、さまざまなシーンで快適に使える2in1タイプのノートパソコンになっている。自宅やオフィス、出先で気軽に取り出して作業したいという人にはぴったりの1台だ。
別売で、本体の側面と背面をしっかりガードする「Latitude 7200 2-in-1用Dellビジネス グレード ケース」も用意されているので、頻繁に持ち出すというアクティブな人は一緒に利用してみてはいかがだろうか。
今回は、外観や使い勝手を中心に紹介したが、次回は気になるパフォーマンス面をチェックしていこう。
試用機の主なスペック | |
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CPU | Core i5-8365U(vPro対応) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 512GB M.2 SSD |
ディスプレー | 12.3型(1920×1280ドット)、タッチ対応パネル |
内蔵ドライブ | - |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
インターフェース | Thunderbolt 3×2、USB 3.1端子×1、ユニバーサル オーディオ ジャック、ボリューム コントロール、nanoSIMカードスロット、Noble Wedgeロックスロット、スマートカードスロット |
内蔵カメラ | 207万画素ウェブカメラ×2、Windows Hello対応 |
サイズ/重量 | およそ幅292×奥行208.8×高さ12.15mm/約935g(+トラベルキーボード:約351.4g) |
OS | Windows 10 Pro(64bit) |