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あっためたパンが冷めてもおいしい:

パンがふわふわでヤバい(語彙力)シャープ新ヘルシオグリエ

2019年11月06日 16時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 2歳児くんの保護者をしています盛田諒ですこんにちは。子どもの朝食に出したパンが冷めてまずくなり「いらなーいッ!」「食べなされーッ!」というのはあるあるですが、シャープが11月6日に発表した「ヘルシオグリエ AX-GR1」はあっためたパンが冷めても旨いという素晴らしい新製品。従来機種よりデザインが良くなり1万円値下げしています。シャープ大丈夫でしょうか。

ウォーターオーブン専用機
ヘルシオグリエ AX-GR1
11月28日発売
想定価格2万9800円
シャープ

https://jp.sharp/toaster/products/axgr1/

 ヘルシオグリエはシャープ「ヘルシオ」シリーズのウォーターオーブン専用機。水蒸気を100℃以上に熱した過熱水蒸気を使ったトースターみたいなものです。

 新製品は25mlの過熱水蒸気をパンにあてて水分をくわえながら、120℃を目安にあたためることでふわふわに仕上げる「ふわふわモード」を新搭載。水分が失われにくいため冷めてもおいしさが保たれるそうです。トーストのような焼き目はつかず、外側も内側もふわふわしたサンドイッチ用パンのような食感になります。なお通常のトーストモードの水分量は20ml、温度は250℃が目安。

冷凍パンをふわふわモードで加熱

雨の日の車窓のように

白い肌がほんのりあたたかい

名前どおりふわふわだった

 食パン専門店LA・PAN(ラ・パン)の堀部博幸さんはヘルシオグリエを試し、「ふわふわモードで加熱した冷凍パンを食べてみると、窯から出したばかりの焼きたての味に戻っていた。プロにしか味わえなかった状態を体験してもらえる」と、太鼓判を捺していました。

こだわりの食パンが焼きたての味に

 実際にふわふわモードであたためた冷凍食パンを試食してみて面白かったのはパンがぬるいこと。低温あたためだからですが、子どもはパンが熱いとさわれないのでちょうどいい温度です。パンの肌は白いままですがしっかりあたたまっていて、パンの甘味も引き出されていました。

 それと、あたためたあとのパンは2gほど重くなっていました。水分が加わったあかしですが、パンはベショベショにならずふわふわなのが面白いところです。

 他に、食パンを内側もっちり外側こんがり焼きあげるトーストモード、専用トレイで天ぷらやフライをあたためる「サックリモード(強モード)」も備えます。トレイにはパン、卵、ベーコン、野菜などを一緒にのせて調理可能。「ラピュタトースト」がトレイ一枚でできますね。

あたためモードがエモい

トーストは3〜3分半程度

こんがりトーストもできる

外側こんがり内側もっちり

 ほかに前機種からの変更点として、焼き網をはずして洗えるようになり、デザインはキッチンによりなじみやすい形にモデルチェンジしました。

黒はなかなかカッコいい

焼き網とパンくずトレイが洗える

 「水の力で食パンが激ウマ」といえばバルミューダですが、焼き目をつけないふわふわモードはどちらかといえば電子レンジに近いですね。ふわふわモードは水分を入れるというドーピング的なことをしているので、水分をとばしてしまうレンジとは真逆なのですが。

 ともあれ、ふわふわパンは感動的な旨さでした。試食に出されたパンが高級だったからでは?という疑問もあるのでパスコかフジパンで試したいですね。あれらが冷めてもおいしかったら朝食改革です。子にも食べさせてみたい。




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