ドコモ5Gオープンパートナープログラム
ドコモは巨大な企業ではあるが、それでも働き方改革や地方創生などの社会的課題や、日本中の企業・団体が抱える問題をドコモ単独で解決することはできない。幅広いビジネスパートナーと連携し、多彩なソリューションを開発することによってそれらの課題解決や新ビジネスの創出を目指す活動がドコモ5Gオープンパートナープログラムである。
2018年2月の立ち上げ以降、これまでに3000社を超える企業・団体が参加するに至った。それも特定業種に偏ることなく、地方自治体や大学を含め、多彩な参加メンバーが集まっていることが特徴となっている。
このプログラムのメンバーには、5Gの技術や仕様に関する情報提供、マッチングイベントによるパートナー同士の交流促進、および5Gの検証環境の提供を行っている。特に5Gの検証環境はプレサービスの開始に合わせてそれまでの4拠点から11拠点に拡大された。これにより地方でも5Gを用いたソリューション開発がやりやすくなった。
また、低遅延でセキュアなネットワークとクラウド環境を組み合わせた「ドコモオープンイノベーションクラウド」もパートナープログラムへの参加者に提供された。このクラウド基盤上には、ドコモが開発したAIエージェントや画像認識などの技術が提供され、パートナーによる5Gソリューションの創出を促すものだ。
プログラムに参加するパートナー企業には5G端末の貸し出しも行われており、5Gソリューションの開発や利用の可能性がある企業は、プログラムへの参加を検討してみても良いだろう。