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ASCII BESTBUY AWARD 2019を開催 第3回

価格.com×アスキー対談

2019年のデジタル製品トレンド、いま支持されているスマホ、PC、AV機器は? 

2019年11月01日 11時30分更新

文● ASCII

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納得できるミドルレンジで躍進したシャープ

小林 ブランド勢力図という意味では、シャープの存在も無視できません。

AQUOS sense2

鎌田 スマートフォンの国内シェアでは一時、シャープがソニーを抜いて国内ブランドのトップの座に躍り出ました。われわれのランキングでも「AQUOS sense2」が支持されていました。これまでは高級機か、中国・台湾メーカーの低価格なSIMフリー機という選択肢しかないなか、ミドルクラスの製品で、敵の少ないブルーオーシャンをうまく狙えたと思います。性能はほどほどですが、日本市場向けの機能を多く取り入れていて、納得して買える製品です。レビューでの評判は5点満点中3.7点程度と必ずしも高いわけではありません。しかし使いやすく、価格を考えれば納得できる。そんな製品ですね。

ハイエンドに振ったスペックで息を吹き返したXperia 1

小林 ハイエンド向けでは二画面スマホなども話題になりましたが、本流になるのはまだ先でしょう。逆に、低価格機の性能も向上して2万円台でも満足いくものが増えてきたように思います。

鎌田 スマホ市場で最大のブランドと言えば、やはりアップルです。その動向は常に注目されていますが、ここ2年ほどは高価格路線に進んでおり、手が出しにくくなっています。やはり10万円をこえる価格はハードルが高く、購入する場合でも、価格が落ちてきた1年前、2年前の型番を選ぶ人が増えていると思います。価格.comの掲示板などでも5G時代を見据えて、既存モデルを長く使おうという声をよく見かけます。

 機能にこだわるガジェット好きは、ファーウェイやOPPOなどAndroid端末の新機種に関心が向く傾向が強いですね。

Xperia 1

 そんな中、ハイエンド機では、ソニーの「Xperia 1」に注目です。ハイエンドに振ったスペックで息を吹き返してきました。加えて、多くの機能は共通で少しだけグレードと価格を抑えた「Xperia 5」、さらにこれまで絶対にやらなかった5万円台のミドルレンジ機「Xperia 8」も発表しています。映像や音楽の品質で差別化するとともに、価格にも十分配慮してニーズに応えようとする姿勢がいいですね。

小林 スマホを選ぶ際のスペックの落としどころとしては、どのあたりの関心が高いのでしょうか。画面サイズや重視する機能などでどんな印象を持っていますか?

鎌田 スマホを選ぶ際、いま最も重視されるのはカメラです。それに加えて、バッテリーの持ちですね。例えば「ZenFone Max」シリーズなど高容量のバッテリーを積む機種は人気があります。AQUOS senseが評価されているのもIGZO液晶による長時間駆動でしょう。「ポケモンGO」を1日遊べるスペック、そんな理由で機種を選ぶ層もいるんです。画面サイズは6インチ前後が主流です。さらにAndorid機では薄型で軽い機種が増えています。

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