Apple Store全店で「The Big Draw」を記念した無料アートセッションを開催中
Apple Storeは寺田克也とProcreateでお絵かきできる神空間だった
2019年10月27日 12時00分更新
「iPad歴はファーストモデルから。なんならiPod Touchで指で描いてた」
セッション後に寺田氏に聞いたところ、iPadやドロー系のアプリは「発売されたら全部買って、試す!」とのこと。iPad Proをいつも持ち歩き、仕事用のイラストはほぼ100%、iPad Proで描いているそう。
現在、愛用しているのは12.9インチの最新モデル。「ツルツルが好き」なので、ディスプレーに筆感が変わるようなシートは貼らず、Apple Pencilにグリップをつけて描いているそうだ。
「画面が硬いから、クッション性が必要なんです。画面の跳ねっ返りがすべて、ペン先にくる。ワコムのタブレットの時は、ツルツルの5mm厚のカッティングシートを貼っていました。でもできるだけ、道具への依存度を減らしたいし、ツルツルが好きだがら画面には何も貼りたくない。そのため、初代Apple Pencilの時は、充電ケーブルを後ろに差すタイプだったので、軸にクッションを巻いてました。第2世代はマグネットで本体にApple Pencilをつける仕様に変更になったため、クッションを巻いていると本体にマグネットで付けることができない! そこで取り外しができるグリップを見つけて以来、愛用しています」と寺田氏。
ちなみにジョナサン・アイブ氏に会ったときに「グリップが付けられないじゃん」と軽くクレームを伝えたところ「そうか」と笑っていたとのこと。
iPad歴が長いだけに、さまざまな手段で使いやすさを追求してきた寺田氏。Apple PencilとiPad Proのそれぞれにストラップをテープで貼り付けて、取れないようにしている。
「もう、おじいちゃんだから。ほら、トイレで席を立ったりした後に戻ってきて、TVのリモコンをどこにやった!? なんてよくあるでしょ? あれと同じで、Apple Pencilをなくしちゃうのがイヤだから、机を離れるときにはApple PencilとiPad Proに付けたストラップを繋いで、物理的に見失うことがないようにしている。この作業を無意識下でできるように、ルーチンにすることを自分に課してるんです」と意外であったが、確実に役に立つTIPSをインタビューの最後に披露してくれた。
◇◆◇
Apple Storeでは10月中、全Storeで「The Big Drawフェスティバル」を記念した無料のアートセッションを開催中だ。
Today at Appleのセッションは、iPadなどの必要な機器はStoreで貸し出してくれる。「●●向け」などと題されたセッションもあるが、基本的に定員オーバーしていないかぎりは誰もが参加できるので、まずは公式サイトをチェックしてみよう。