2019年も、多くの完全ワイヤレスイヤホンが登場した。高音質化と低価格化も加速。このタイミングに1台買ってみようと考えている人は多いだろう。
しかし、「いざ購入しよう」と、通販サイトや店頭をチェックし始めると、あまりに製品が多くありすぎて、どれを選べばいいのか迷ってしまう。そんな人も多いのではないだろうか?
実際筆者も、友人や知人から製品選びの相談をよく受ける。その都度、音楽の好みや予算を聞いて、あれやこれやと製品を紹介しているが、絞り込むのはなかなか悩ましい。
迷ったら「低価格でいい音」のオウルテック
そんな「製品選びの迷い」を払拭してくれそうな製品が登場した。
それは、オウルテックの「Samu-SE04」だ。完全ワイヤレスイヤホンがどんなものかを知るのに適した高コスパ機で、「音質良し」「デザイン良し」「低価格」という、まさに3拍子が揃った製品だ。ここでは高コスパ完全ワイヤレスイヤホンの“新定番”と呼ぶにふさわしい、Samu-SE04の魅力をお伝えしたい。
オウルテックは、ASCIIの読者にとってもおなじみのブランド。自作PCパーツやPC関連アクセサリー、スマホガジェットを幅広く手掛けるメーカーという印象を持っている人も多いだろう。しかし、近年はオーディオ機器の開発に力を入れており、ハイレゾ対応イヤホンや完全ワイヤレスイヤホン、Bluetoothスピーカーなど幅広い機種を展開している。しかも、いずれのモデルも「おっ」と思わせる高音質で、さらにリーズナブルな価格なのだ。また、同社は長年日本市場で活動していることもあり、サポート体制が整っていることも強みだ。これも信頼感につながり、オーディオブランドとしての評価を一気に高めている。
Samu-SE04は、そんなオウルテックの完全ワイヤレスイヤホン最新モデル。実売価格は1万円を少し超えたところ。ポータブルオーディオの玄人から見れば安く感じ、スマホなどの標準イヤホンからのステップアップを考える人にとっては、少し高級だが手を出せる範囲に思える。つまり、ギリギリのラインを攻めたポジショニングになっている。その一方で、音質や機能は本格派。かなりリーズナブルかつ、コストパフォーマンスに優れた製品になっているのだ。