NW-ZX500はアナログ電源系統を強化、高分子コンデンサを4基搭載
ソニー、ウォークマン新モデル「NW-ZX500」と「NW-A100」
2019年10月16日 13時00分更新
ハイエンドウォークマン新モデル「NW-ZX500」
ソニーは10月16日、ハイエンドストリーミングウォークマン「NW-ZX500」を発表した。
アナログ電源系統を強化し、高分子コンデンサー「FT CAP2」を4基搭載。このコンデンサーは同社の据え置き型デジタルオーディオプレーヤー「DMP-Z1」に搭載されているものと同様。搭載により、ボーカルや楽器の伸びや透明感が向上し、締まりのある力強い低音が実現したという。
アンバランス出力の電源も強化。前モデル「NW-ZX300」と比較して、「POS-CAP」の容量を47μFから100μFにアップさせ、アンバランス出力時でも高い低音の再生能力、スケール感が得られるとする。はんだには、DMP-Z1に採用されている金を添加したはんだを使っている。
ユーザーインターフェース面では、ディスプレーに、NW-ZX300と比較して16%アップさせた3.6型(1280×720ドット)のものを採用、充電用端子にUSB Type-Cを採用し、トレータイプのmicroSDスロットを搭載している。
Wi-Fiに対応しているため、単体でストリーミングサービスにアクセスし、楽曲をストリーミング再生したり、ダウンロードしたりすることも可能だ。
曲のタイプをリアルタイムで解析しながら最適なアップスケーリングを施すという「DSEE HX」と、フルデジタルアンプ「S-Master HX」に対応している。これらの機能を使うことで、ストリーミング音源をハイレゾ品質で楽しめるのが特徴。
カラーはブラック、シルバーの2色展開。連続再生時間は最大で20時間(MP3再生時)。サイズはおよそ幅57.3×奥行き14.8×高さ121.8mm、重量はおよそ164g。対応フォーマットはMP3、WMA、Advanced Lossless、WAV、AAC、HE-AAC、FLAC、Apple Lossless、AIFF、DSD、APE、MQA。
価格は8万8000円前後。11月2日に発売する。
ストリーミングウォークマン「NW-A100」
合わせて、ストリーミングウォークマン「NW-A100」を発表。
削り出しのアルミキャビネットを採用しているほか、WM-ZX300シリーズに採用されたフィルムコンデンサー、高音質抵抗「Fine Sound Register」を搭載。スタンダードモデルながら、よりハイエンドなモデル譲りの高音質を実現している。
AndroidベースのOSを採用。3.6型(1280×720ドット)のディスプレーを採用し、高い操作性を実現している。充電端子にはUSB Type-Cを採用した。
Google Play経由でアプリをインストールできるため、任意のストリーミングサービスにアプリ経由でアクセスできる。ストリーミングサービスと合わせて、moraやiTune経由でのダウンロード購入、アイ・オー・データ機器のCDレコーダー「CDレコ」を使った楽曲の取り込みに対応。PCを使わずに楽曲が取り込める点もポイントだ。また、「DSEE HX」と「S-Master HX」にも対応している。
付属ヘッドフォンは従来比で50%サイズダウン。長時間のリスニングにも、ストレスなく耐えられるとする。
カラーはレッド、ブラック、アッシュグリーン、オレンジ、ブルーの5色展開。サイズはおよそ幅54.8×奥行き11.0×高さ97.3mm、重量はおよそ103g。対応フォーマットはMP3、WMA、WAV、AAC、HE-AAC、FLAC、Apple Lossless、AIFF、DSD、APE、MQA。DSDは384/32bitまでの再生に対応(PCM192kHz/24bit変換)。
価格は16GBモデルが3万5000円前後、32GBモデルが4万円前後、64GBモデルが5万2000円前後になる見込み。11月2日に発売する。